コムシード、第3四半期(4~12月)決算は前年同期単独業績比で利益率が低下 アイビープログレスの受託開発事業が収益に寄与

  • コムシード<3789>は、2月10日、2023年3月期の第3四半期累計(4~12月)の連結決算を発表、連結決算以降後初の第3四半期決算のため前年同期比較はなく、単独業績との比較となるが、利益率が低下する形となった。

    売上高15億1700万円(前年同期単独14億7100万円)
    営業利益7700万円(同8800万円)
    経常利益4400万円(同8500万円)
    最終利益3400万円(同7400万円)

    セグメント別の状況は以下のとおり。

    ◆モバイル事業 売上高13億5200万円、セグメント利益2500万円
    既存ソーシャルゲームが堅調に推移したほか、前四半期期間に着手していたアイビープログレスの受託開発事業に関する収益が寄与した。

    ①ソーシャルゲーム
    主力サービスのバーチャルホール「グリパチ」が引き続き堅調に推移した。定期的な新アプリの投入やYouTube生放送と連動したイベントなど、各種施策が功を奏し、安定した収益を
    確保してした。また、12月には新規ソーシャルカジノゲーム『カジノクルーズ』を国内向けにリリースした。

    ②従量制アプリ
    新規パチンコアプリ1本を投入したほか、引き続き第4四半期以降にリリース予定のタイトルに関する開発を進行した。

    ③受託開発および運営業務
    ストック型案件を中心に想定通りに推移した。フロー型案件については、アイビープログレスで進行している受託開発が収益に寄与した。

    ④広告事業
    無料広告モデルのゲームをはじめとした施策が功を奏し、引き続き前年を大幅に上回るペースで推移した。

    ◆ブロックチェーン事業 売上高1億6400万円、セグメント利益5100万円
    2022年4月にグループのブロックチェーン事業を担う目的で、100%子会社HashLinkを設立し、第3四半期にはNFTプロジェクト「Tokyo Mongz Hills Club」の第3次販売を実施したほか、既存のPLTチェーンからイーサリアムチェーンへのマイグレーションを実施した。

    ■通期予想は引き続き非開示
    2023年3月期通期の連結業績予想については、現時点で合理的な算出は困難であるため引き続き非開示としている。

コムシード株式会社
https://www.commseed.net/

会社情報

会社名
コムシード株式会社
設立
1991年12月
代表者
代表取締役社長CEO 塚原 謙次
決算期
3月
直近業績
売上高19億8500万円、営業利益6000万円、経常利益4800万円、最終損益1億1500万円の赤字(2023年3月期)
上場区分
名証ネクスト
証券コード
3789
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