モブキャストHD、22年12月期決算は売上高21%減も赤字幅縮小　既存ゲーム減収もコスト削減寄与　前年の「のれん」減損に相当する損失もなく

モブキャストホールディングス<3664>は、本日(2月13日)、2022年12月期(22年1月～22年12月)の連結決算を発表し、売上高35億8700万円(前年同期比21.0%減)、営業損失3億5400万円(前年同期は3億7300万円)、経常損失3億9200万円(同3億9800万円)、最終損失4億4800万円(同10億9300万円)だった。

・売上高:35億8700万円(同21.0%減)
・営業損失:3億5400万円(同3億7300万円)
・経常損失:3億9200万円(同3億9800万円)
・最終損失:4億4800万円(同10億9300万円)

売上高については、モバイルゲーム事業のビジネスモデルを一定の料率の収益を収受するローリスクミドルリターンのプロデュース型モデルへ変更したことに加えて、既存のゲームタイトルの売上低迷が、売上減少に大きく影響している。

しかし、売上高は減少したものの、モバイルゲーム事業、キッチン雑貨事業、その他これらのセグメントに属さない事業においてコスト削減を進めてきた結果、営業利益及び経常利益では前期連結実績とほぼ同程度の状態となった。

このほか、前期連結実績において主要子会社で計上した「のれん」の減損損失は、当期連結実績においてはなかったので、最終利益は前の期に比べて6億4400万円改善した。

■2023年12月期の業績見通し

2023年12月期の業績は、売上高42億円～47億7000万円(同17.1%増～33.0%増)、営業利益2億9000万円～2億1000万円(同3億5400万円の損失)、経常利益3億円～2億3000万円(同3億9200万円の損失)、最終利益4億2000万円～4億8000万円(同4億4800万円の損失)を見込む。

・売上高42億円～47億7000万円(同17.1%増～33.0%増)
・営業利益:2億9000万円～2億1000万円(同3億5400万円の損失)
・経常利益:3億円～2億3000万円(同3億9200万円の損失)
・最終利益:4億2000万円～4億8000万円(同4億4800万円の損失)