『ブルーアーカイブ』の23年1月の日本国内セールスが2.7倍超と過去最高 1本足打法にならないYostarの好バランスも指摘 Sensor Tower調査

 

アプリ調査会社のSensor Tower(センサータワー)は、Yostarの『ブルーアーカイブ』の日本国内でのセールスが2023年1月に前年同月比2.7倍以上となり、過去最高の収益を記録したとするレポートを公開した。日本は『ブルーアーカイブ』の最大市場となっているが、2周年記念に合わせてTVアニメ化の発表やオフラインイベントなどが行われていた。

レポートによると、同作のリリースから2023年1月までの世界における累計収益は2億4000万ドル以上となっている。2021年2月に日本でリリースしたが、同期間における日本の収益シェアは圧倒的で、全体の75%を占めているという。収益シェアの2位は韓国で12.5%、3位がアメリカの6.2%と続く。

 

また、ダウンロード数では、日本が1位、韓国が2位なのは同様で、3位はタイ、4位はインドネシアでアメリカは5位となっており、世界で550万以上のダウンロードを記録しているそうだ。

なお、同作のパブリッシャーであるYostarの日本市場における収益シェアを見ると、『ブルーアーカイブは』約30%で2位となっている。1位は『アークナイツ』で約36%と推定している。

Yostarは特定のタイトルに依存しているわけではなく、日本市場で展開中の4つのタイトルがバランスよく収益を上げているとも指摘した。また、各ゲームのジャンルも『アークナイツ』がタワーディフェンス、『アズールレーン』がシューティング、『雀魂』が麻雀といずれも異なるジャンルであることも特徴となっている。

 

『ブルーアーカイブ』の2周年を記念して、各種イベントやキャンペーンがスタートしている。ゲーム内では、2023年1月24日のメンテナンス後から新たな生徒「ミカ」をピックアップした「君は無邪気な夜の希望」を1月31日まで実施、その後も新たな生徒「メグ」と『カンナ』をピックアップした「義勇は温泉のように熱く!」と「正義は珈琲のように甘く」が2月10日まで実施した。

また、オフラインでのイベントも積極的に展開し、2023年1月22日には東京・秋葉原で『ブルアカふぇす!』を実施、パネル展示やフォトスポットなどに加え、ステージプログラムも盛況だった。

各種イベントの好調で、ランキングも上昇した。Sensor Towerのデータによると、日本のApp Storeにおけるトップ収益ランキングでは、2023年1月24日に1位となった。その後も、1月末まではTop10圏内をキープした。この成果は収益でも確認でき、2023年1月の日本における『ブルーアーカイブ』の収益は過去最高を記録し、前年同月比2.7倍以上となったという。

  

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会社情報

会社名
Yostar
設立
2017年1月
代表者
代表取締役社長 李 衡達
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Sensor Tower(センサータワー)

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