NCSOFT、新作「プロジェクトM」のトレーラーと「デジタルヒューマン」技術をGDCで初公開

NCSOFTは、米国サンフランシスコで開かれている世界最大のゲーム開発者カンファレンス、「GDC(Game Developers ConfereNCe)2023」(以下GDC)において、新作「プロジェクトM」のトレーラーと「デジタルヒューマン」技術を初公開した。

同社は、GDCで開かれたEpic Games社の「ステート・オブ・アンリアル(State of Unreal)」に、パートナー企業として参加。これは Epic Games社がUnreal Engineの新しいツールと技術を、パートナー社と共に披露するイベントで、NCのユン・ソンイCSO(Chief Strategy Officer)が舞台に上がり、新作「プロジェクトM」を紹介した。

「プロジェクトM」のトレーラー映像には、NCのゲーム開発を総括している、キム・テクジンCCO(Chief Creative Officer)が「デジタルヒューマン」として登場し、デジタルヒューマンが「プロジェクトM」の世界観とプレイコンセプトを説明したとのこと。

 

なお、映像の中のデジタルヒューマンは、NCのAI技術にアート、グラフィックなどのビジュアル技術能力を組み合わせて製作した。映像のすべてのセリフは、特定の人の声、言葉、感情などを盛り込んで入力したテキストを、状況に合った自然な音声で生成する、AI音声合成技術「TTS(Text-to-Speech)」で実現した。

デジタルヒューマンの表情とリップシンクアニメは、AI「Voice-to-Face」を活用した。これは、セリフや声を入力すると、状況に合った顔やアニメーションを自動的に生成するAI技術。生き生きとしたデジタルヒューマンの表情は、AI技術とNCのビジュアル技術を組み合わせて実現した。

NCのユン・ソンイ CSOは「「プロジェクトM」は、NCSOFTの革新的なAIと、グラフィックス技術力を集約して開発中の新作だ。」とし、「Unreal Engine 5にNCのAI技術力を加え、「プロジェクトM」の完成度を高めている。」とコメント。

また、Epic Games社のチームスウィーニー(Tim Sweeney)CEOは、「「プロジェクトM」の開発にUnreal Engine5が積極的に活用されて喜んでいる。」とし、「NCSOFTが作った高品質(high-fidelity)のデジタルヒューマンは非常に印象的だ。」と コメントしている。

「プロジェクトM」は、NCが開発中のインタラクティブ要素が元となる、新作アクションアドベンチャーで、コンソールプラットフォームでの発売が予定されているゲーム。「プロジェクトM」の世界は、情報粒子で構成されており、一時的な空間と時間をシミュレートすることができ、プレイヤーの選択と経験によって、毎回異なるプレイを体感できることが特徴となっている。モーションキャプチャー、VFX(Visual Effects、視覚特殊効果)など独自技術をもとに、実写レベルの高品質グラフィックで開発しているという。

 

 

[Project M] Official GDC Trailer


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設立
2001年9月
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代表取締役 金 澤憲(キム・テクホン)
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