HIKKYは、アプリダウンロードの必要がなくURLをクリックするだけでアクセスでき、ひとつの空間に最大300名が同時接続可能な"Webメタバースイベント"を開催できるサービス「Vket Space(ブイケット スペース)」をローンチし、提供を開始した。Vket Spaceを使用することで、企業の社内外イベントやセミナーの他、タレントのファンミーティングやトークイベントなど、様々な場面でメタバース上でのイベントを手軽に開催できる。
300名が一度に参加できるメタバース上で、様々なイベントの実施が可能
Vket Spaceでは「イベントルーム」と「エントランスルーム」の2会場を用意。各ルームには最大300名が同時に入ることができ、専用アプリのダウンロードの必要もなく、パソコンやスマートフォンからURLをクリックするだけで簡単に入場することができる。
エントランスルームでは、画像や動画を展示でき、参加者同士でグループチャットでの音声コミュニケーションを取ることができる。
イベントルームでは、スライド素材の投影や動画の投影ができ、登壇者のみが話すことができる。さらにテキストチャットを用いて登壇者と参加者が質疑応答などのコミュニケーションを取ることができる。
会場内で登壇者や参加者が使用するアバターもセットで提供する。標準のアバターの他、オリジナルのアバターを作成することもできる。
イベント開催者は利用期間中であれば専用の管理画面から何度でもイベントルームを複数立ち上げることができ、ルーム内の画像や動画の差し替えもできる。
また、Vket Spaceでは負荷を軽減させる技術として、離れたところにいるアバターを自動的に簡易表示にしている。これにより、大人数のアクセスであっても安定して稼働させることができる。
今後は、複数名でリアルタイムで会話ができるプライベートルームの搭載や、同時に参加できる人数を500名に拡大することも予定しているそうだ。
ブースを複数設置できるエキスポタイプも開発中
Vket Spaceでは、メタバース上で複数の企業がブース出展できる「エキスポタイプ」も開発しているとのこと。こちらは各出展企業ブースごとに会話やプレゼンができ、大人数を収容できるイベントルームも引き続き利用できることを想定している。
