ぶんか社の2022年12月期の決算は、売上高55億8300万円(前の期比15.9%増)、経常利益17億9700万円(同25.4%増)、最終利益12億8000万円(同28.7%増)と増収増益を達成した。
・売上高:55億8300万円(同15.9%増)
・経常利益:17億9700万円(同25.4%増)
・最終利益:12億8000万円(同28.7%増)
ビーグリー<3981>の子会社で、ライトノベル&コミカライズレーベル『BKブックス』『BKコミックス』『BKコミックスf』などを展開しているが、収益性の高いデジタルコンテンツが引き続き高成長を維持した。
昨年創刊した少女ジャンルデジタルコミック誌「PRIMOプリモ」からは「望まれぬ花嫁は一途に皇太子を愛す」が多くの女性読者層から支持を集めたという。これを筆頭に、原作付きコミックが顕著に伸びた。中でも、2018年に創刊した「BKコミックス」から派生した女性向けコンテンツでは「没落令嬢、貧乏騎士のメイドになります」等のヒット作品を創出し、ジャンルの拡大に成功した。
また、レディースコミックの金字塔である「金瓶梅」が50巻を迎えたことを期に様々な施策を実行し、電子コミック市場で新たな読者層を開拓することに成功した。
このほか、BLの新レーベル「&Emo.」のコミックスを発刊し、ヒット作品を複数創出している。さらに、ぶんか社の公式YouTubeチャンネル「禁断書店」においては、人気漫画のセリフ付き動画が引き続き好評を博した。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ビーグリー
- 設立
- 2004年10月
- 代表者
- 代表取締役社長 吉田 仁平
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高190億8000万円、営業利益14億9600万円、経常利益14億4000万円、最終利益6億8900万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3981