松竹、23年2月期の最終利益を48億円から54億円に上方修正 放映権販売好調、演劇回復 全社的なコスト削減も寄与

松竹<9601>は、本日(4月10日)、2023年2月期の連結業績予想の上方修正を行い、売上高782億1000万円(前回予想795億4000万円)、営業損失7億7000万円(同17億円)、経常利益13億5000万円(同3億5000万円)、最終利益54億8000万円(同48億5000万円)、EPS398.94円(同353.07円)とした。

・売上高:782億1000万円(前回予想795億4000万円)
・営業損失:7億7000万円(同17億円)
・経常利益:13億5000万円(同3億5000万円)
・最終利益:54億8000万円(同48億5000万円)
・EPS:398.94円(同353.07円)

従来予想からの修正率は、売上高1.7%減、経常利益285.7%増、最終利益13.0%増となっている。

・売上高:1.7%減
・経常利益:285.7%増
・最終利益:13.0%増

同社では、映像関連事業で同社配給作品の一部及び映画館事業の興行収入が当初想定していた水準に及ばなかったことにより売上高は減少しているものの、利益率の高い放映権販売が好調であったこと、演劇事業が当初の想定に比べ回復基調であったこと、全社的なコスト削減などが利益の増額に寄与した、としている。

なお、同社連結子会社が保有する映像関連事業の劇場設備について、当初想定していた収益に比べ低下していることから、直近の業績の動向を踏まえた将来の回収可能性を慎重に検討した結果、同社連結子会社が保有する固定資産の一部の帳簿価額を回収可能額まで減額し、8億5200万円を減損損失として特別損失に計上した。

松竹株式会社
https://www.shochiku.co.jp/

会社情報

会社名
松竹株式会社
設立
1920年11月
代表者
代表取締役会長 会長執行役員 迫本 淳一/代表取締役社長 社長執行役員 髙𣘺 敏弘/代表取締役 副社長執行役員 武中 雅人
決算期
2月
上場区分
東証プライム
証券コード
9601
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