ワントゥーテン、『桃太郎電鉄 教育版』の開発で「学びの体験」をアップデート

ワントゥーテンは、コナミデジタルエンタテインメントが「桃太郎電鉄」を教材として提供する、 ブラウザ版『桃太郎電鉄 教育版Lite ~日本っておもしろい!~(以下、 桃太郎電鉄 教育版)』の開発を担当した。

『桃太郎電鉄 教育版』は、学校教育機関が導入できるよう、授業での活用を想定してカリキュラムにあわせた各種機能を追加し、WEBブラウザやタブレット等での操作を可能としたデジタル教材。

「日本全国を巡って物件を買い集め、資産額日本一を目指す」というゲーム性を活かし、授業を通して地理や経済などを学ぶ教材として、楽しみながら学ぶことができる。

昨年秋の発表後大きな反響を受け、2023年より学校教育機関への無償提供がスタートしている。

ワントゥーテンは、『桃太郎電鉄 教育版』の実現に向けて多くの議論を重ねながら、フロントエンド及びバックエンド開発、UIデザインを担当。

エデュケーション分野において、「遊び」の中に「学び」を与えるインタラクティブコンテンツの開発だけでなく、WEBブラウザやタブレットでも体験できる幅広いテクノロジーで、「学び」をアップデートさせる体験を作り出す。

▼ワントゥーテンにおける開発の背景
1988年からおよそ35年にわたって幅広い世代に楽しまれている国民的ボードゲーム「桃太郎電鉄」シリーズ。

国民的認知度を誇る強力なIPと、ワントゥーテンの技術力をかけ合わせ、授業に活用できるブラウザ教育ゲームとして最大限のパフォーマンスを実現させた。

教育現場で幅広く導入しやすいことを考え、アプリではなくブラウザに対応させるべく最適化。

教育版ならではの仕様変更など、大規模な開発が必要な中、外部パートナーを巻き込んだワンチームでのテクニカルリード体制を実施。Git issueやProject管理でのタスク管理や、whimsicalを使った仕様の認識合わせを行いつつ、目指すべき体験へと昇華させてきた。

▼ブラウザ版実現に向けて
1.主な体験ポイント
1.授業にあわせて、対象地域やプレー時間を設定できる
2.楽しみながら学べる、地理情報表示機能の実現
3.教育現場での活用を想定したゲームバランスの再調整

2.体験実現に向けた開発ポイント
1.GIGA スクール構想対象端末で、ゲーム全機能を動作させるテクニカル設計の実施
2.低スペックマシンでも動作するように、パフォーマンスの最適化
3.対象端末合わせてキーボード、タッチパットでのUI、3Dビジュアルのマップ操作

『桃太郎電鉄 教育版Lite ~日本っておもしろい!~』 概要
対応プラットフォーム:Windows PC, Chromebook, iPad
対応インターフェース:キーボード、タッチパネル
プレー人数:1~4人
オンラインプレー:非対応
公式サイト:https://www.konami.com/games/momotetsu/education/
(※導入の申し込みや問合せは、こちらより)
クレジット:(C)さくまあきら (C)Konami Digital Entertainment