【レポート】10周年の春を飾る「モンスト春祭り 2023」開催! 『進撃の巨人』コラボ情報も一挙公開!

XFLAGは、自社が運営するタイトル『モンスターストライク(以下、『モンスト』)』において、429日に蒲田でリアルイベント「モンスト春祭り2023」を開催した。

『モンスト』初のタッグバトル形式での公式大会が実施されたほか、『進撃の巨人』コラボ第2弾の情報も公開されたことで、大いに盛り上がりあった本イベントの様子を、公開された新情報とともにレポートしていく。

2023年初の『モンスト』オフラインイベント開幕

会場となったのは大田区南蒲田にある大田区産業プラザPiOの大展示ホールだ。当日は、ステージの観覧席がいっぱいになるほどの多くのユーザーが集まっており、ホール内は非常に賑やかな様子だった。



「モンスト春祭り2023」の最大の目玉となるのは、初めてタッグバトル形式を採用した公式大会「MONST SPRING CUP 2023」だ。21組のチームを組み、2体ずつキャラクターを持ち寄ってパーティを編成する。これまで『モンスト』の公式大会では、41組でのチーム戦で行われてきていた。

また、今回の予選では初めてのスイスドロー形式が採用され、初めての試みだらけの催しになっている。スイスドロー形式は、出場者が全員同じ回数の試合を行い、勝利数の多いチームが勝ちあがっていく。勝利数が近いチーム同士を戦わせていくため、自分の力量と近い相手との試合を楽しめる形になる。




予選大会が開催されている横では、物販コーナーが設置され、『モンスト』公式グッズの販売も行われた。今年3末に公式オンラインストアに追加された、モンストステーショナリーシリーズも陳列され、これを機に手にとるユーザーの姿もあった。




物販横のコーナーでは、2種類のアトラクションが展開されていた。ひとつは、『モンスト』の知識を問われる〇×2択クイズ。キャラクターの持っているスキルの内容などを問われるが、10年も運営しているタイトルであるため、その情報量はとにかく膨大だ。ルールのシンプルさに反して、『モンスト』への愛が問われるアトラクションになっている。




もうひとつは、ハンデ付きで高難度コンテンツ攻略に挑む、「『追憶の書庫』制限チャレンジ!」のコーナーだ。編成に様々な条件を課された状態で、チームメイトと攻略してステージ攻略をしていくという内容になっている。

ボックスの中でスマホが見えない状態で操作したり、指し棒を使って操作していたりと、ゲーム外にもハンデが課されているチームもあったが、なかにはいつもとは違う環境でのプレイに心躍らせる猛者の姿も見れた。




メインステージでは、『モンスト』ゲーム内でも聞ける公式ラジオ番組「運極のおともラジオ」の公開生放送が行われていた。11時からの回では、MCのターザン馬場園氏をはじめ、声優の入江麻衣子さん、Youtubeでゲーム実況者として活動しているけーどら氏、ナウ・ピロ氏、ぼた餅氏が出演した。

その後の12時からの回では、MCをゆきのしん氏に交代し、ターザン馬場園氏のほか、声優の峯田大夢氏、牛木理人氏、寺島惇太氏、美藤大樹氏が出演した。公開収録のようすは、XFLAGが運営するYoutubeチャンネル「もんすと放送局」で視聴できる。






1秒の差が命運を分ける『モンスト』eスポーツの世界

公開生放送終了後、メインステージでいよいよ「MONST SPRING CUP 2023」の準決勝および決勝戦がスタート。この日の戦いを勝ち抜いた4チーム「たくにーと」、「きまぐれ定食」、「KiRARi」、「いんふぃにてぃトリガー」が火花を散らした。

ここからの司会進行はアナウンサーの柴田将平氏が務め、解説としてファミ通App攻略班のタイガー桜井氏と、『モンスト』プロチーム「どんどんススムンガ」のぴよまる氏が登壇した。


▲左から柴田将平氏、タイガー桜井氏、ぴよまる氏。


▲ぴよまる氏は、公式のステージ上で解説を担当するのは今回が初めてになるのだが、初めてとは思えないほど落ち着いた様子で解説をこなしていた。選手としてだけでなく、タイトルを盛り上げるeスポーツプレーヤーとしての活躍にも注目していきたい。

ここからは3本勝負2本先取勝利のBO3形式で試合が進行する。使用されるステージは、ぴよまる氏が全国優勝を果たした2019年大会でも使用された「機甲の蒼将」、「焔旗の獣人姫」、「緑剣の支配者」の3ステージを、現在の環境に合わせて調整したものとなっている。



準決勝第1試合は、「たくにーと」対「きまぐれ定食」。「たくにーと」のエルニーTOSSY選手は、プロゲームチームに所属していたり、「きまぐれ定食」のらせつ選手は過去の『モンスト』大会でも好成績を残していたりと、名実ともに実績のあるプレイヤーが並び立った。


▲「たくにーと」チームのふたり、左からエルニーTOSSY選手、たくたく選手。


▲「きまぐれ定食」チームのふたり、左からにんじん選手、らせつ選手。

『モンスト』の大会では、同じステージの攻略を同時に開始し、どちらが先にクリアするのかを競う。正確な操作でミスなく進めればいいというだけではなく、ひとつひとつの手をいかに早く打ち出せるかも重要になっている。

今大会で使用したステージは、どれも5回から6回のバトルで構成されているが、これを2分半程でクリアしていくため、1バトルにかける時間は30秒にも満たない。非常にスピーディーな試合展開となるため、見ているだけでも爽快感がある。



ただ敵を早く倒せばいいというだけでなく、時間のかかる演出をできるかぎり発生させないようにするにはどうするべきか、次のバトルを最短で抜けるための配置まで考慮しながら進めないといけない。ひとつひとつの手に、底が見えないほどの思考が張り巡らされていることが感じられる。


▲「機甲の蒼将2023」での一幕。「たくにーと」チームの画面右側に消し損ねた紫色のバリアがひとつ残っている。これはこのまま無視してクリアできるのだが、次のバトルに進む前にバリアが消える演出が2秒ほど入る。同じような盤面に見えるが、この数秒が残ってしまうことすら重要な争点になってくる。

非常に接戦ではあったものの、常にリードを保ちながら試合を展開した「気まぐれ定食」が勝利し、決勝にコマを進めた。



2試合は「KiRARi」対「いんふぃにてぃトリガー」。こちらもプロツアーで優勝経験がある虹花/ななか選手や、left選手、吉村武琉選手という強豪が集うマッチアップとなった。


▲「KiRARi」チームのふたり、左から虹花/ななか選手、のく選手。


▲「いんふぃにてぃトリガー」チームのふたり、左からleft選手、吉村武琉選手。

こちらは、「いんふぃにてぃトリガー」が優勢な試合展開をしているようにも見えたが、第1ステージ、第2ステージともに「KiRAi」が熱い逆転勝利を見せ、勝利をもぎ取った。 



準決勝を勝ち抜いた「きまぐれ定食」、「KiRARi」の2チームで行われた決勝戦。第1ステージ「焔旗の獣人姫2023」では、ここまでどのチームも一手で抜けてきたバトル3で、「KiRARi」チームは痛恨のミス。このあと、バトル45で見事なリカバリーを見せるも、リードを埋めるは至らず「気まぐれ定食」が1本先取した。



2ステージでは、奇しくも準決勝がどちらもストレートで決着がついたため、この日初お目見えとなった「緑剣の支配者2023」だった。ここでは、抜きつ抜かれつ互角のまま最終局面までもつれ込んだ。

「気まぐれ定食」は、キャラクター固有の必殺技であるストライクショットも使いつつバトル5をスピーディーに駆け抜ける。「KiRARi」はストライクショットふたつを残した状態のまま最終バトルに臨んだが、この時点で「気まぐれ定食」は5秒のリード。



この差は大きく、先にバトル6に到達した「きまぐれ定食」がそのままの勢いで駆け抜けてステージクリア。ここもストレートで大会優勝を決める形となった。「KiRARi」にも勝利の目は十分に見えていたが、あと一手が及ばなかった。




試合全体を振り返りながら、解説の桜井氏、ぴよまる氏は、らせつ選手の状況判断の早さ、フォローの的確さに注目しながら、ゲームメイクの技術の高さを称賛していた。最後に、優勝トロフィーと副賞を手にした「きまぐれ定食」のふたりに、会場が割れんばかり拍手が送れ、『モンスト』公式大会初の試みにあふれた「MONST SPRING CUP 2023」は幕を閉じた。



『進撃の巨人』コラボ第2弾開催! キャラもクエストも規模は2

ここからは、モンストの最新情報を公開する「モンストニュース」コーナーで明らかになった新情報をお伝えしていく。



この日の発表なかでも、特に注目すべきは今年3月にアニメファイナルシーズンの前編も放送された『進撃の巨人』とのコラボ第2弾の開催だ。今回のコラボでは、新キャラの登場だけでなく、コラボ第1弾で登場したキャラクターの新たな進化形態も追加される。



新キャラ、既存キャラのどちらも獣神化に対応するキャラが多く、3種類以上のギミックに対応可能な性能となっているため、現在の環境にも充分適応できる。
















コラボ開催にあたり、コラボキャラクターが排出される期間限定ガチャが開催される。新規のキャラだけでなくコラボ第1弾のキャラも排出されるため、前回のコラボに間に合わなかったユーザーでも、すべてのキャラクターを手に入れるチャンスとなる。開催期間は、5/10:00から5/1611:59までとなっている。



今回追加される「調査兵団13代団長 エルヴィン・スミス」は、ガチャではなくコラボスターターパックでのみ入手可能だ。レベルとステータス強化が最大の状態のエルヴィンとともに、ゲームプレイに役立つアイテムがセットになっているため、このコラボから始めるユーザーにとっても強い味方となる。




コラボクエストには、6種類のクエストが追加され、第1弾のクエストと合わせて10種類のクエストが出現する。超究極クエスト「エレン・イェーガー&ジーク・イェーガー」では、クエストの報酬を増やすためのラックにボーナスが加わるため、モンスター1体につき宝箱2個を獲得できるようになっている。










特別コンテンツ「レベリオ脱出作戦」では、ミッションをクリアしてパネルを進めていくことで、★6ユニット「反マーレ派義勇兵 オニャンコポン」が入手できる。





ログインボーナスでは、★6ユニット「幼馴染 エレン&ミカサ&アルミン」がもらえる。エルヴィン、オニャンコポン、エレン&ミカサ&アルミンは、コラボ期間中ラックが99上昇した状態で使えるので、あらゆるクエストで宝箱増加要員として使用できる。





今回の「モンストニュース」は、『進撃の巨人』コラボ以外に多数のキャラクターの獣神化・改および獣神化が決定したことも公開された。今回獣回化・改が追加されるのはベルフェゴール、ワルプルギスの2体。獣神化するのはミカエル、ワタツミの2体となっている。










これらの進化形態は、5/1から順に昼の12時に解禁されていき、5/5のワルプルギスの解禁を持って完了する。



また、今後のリアルイベントについては、「モンストグランプリ2023」の開催が決定してことも発表された。今回からは高校生のエントリーが可能になるため、選手層の幅は広くなる。予選は7月に5地区に分けて開催されることまでは公開されたが、より詳細な情報は5月下旬にオープンする特設サイトにて発表される予定だ。




また、本イベントの終了間際、「DREAM DAZE」に関する映像も流された。時期は今年の7/8(土)と7/9(日)の2日間、場所は有明アリーナならびに、今年の518日にグランドオープンする有明GYM-EX(ジメックス)で開催されることが決定したようだ。

こちらも「モンストグランプリ2023」と開催時期がそう離れていないことから、そう遠くないうちに詳細が公開されると思われる。






「モンスト春祭り 2023」のレポートは以上となる。『モンスト』は10周年を迎える。今回イベントやアップデート、そして7月の開催にとどまらず、2023年は力を入れた施策を今後もうってくるだろう。今後の『モンスト』とXFLAGの動向は要チェックだ。




(取材・文 ライター:宮居春馬)


■『モンスターストライク』

 

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