【レビュー】SFサバイバルRPG『アース: リバイバル』はTPSもMMOも楽しめる欲張りな新作! 新鮮な世界観とゲームシステムはプレイヤーを虜にする


Nuverseが配信する、超本格SFサバイバルRPGゲーム『アース: リバイバル』。2023年4月20日にリリースされたばかりの本作をプレイしてきたので、そのレポートをお届けする。

本作は、2112年の地球を舞台にサバイバルを行うRPG。RPGという括りだが、その実は敵を撃つシューティングであり、派手な動きを楽しむアクションであり、複数人のプレイヤーが同じオープンワールドで遊ぶMMORPGでもある。

まさにさまざまなゲームジャンルの集合体と呼べる本作。今回は豊富なコンテンツの中から、中でも本作の魅力であると声を大にして言いたい部分をお伝えしていく。

■近未来×自然×侵略者。まるで映画の物語のような世界観



まずは本作の世界観について。2112年の地球は謎の異星微生物“ポラリアン”に侵略されていた。人類は衰退の道を辿る中、主人公は侵略者に立ち向かいながらサバイバル生活を送っている。

現代から100年近く未来の世界ということで、地球上にはエネルギー銃、テレポート機械、バトルスーツなど、我々が思い描く“未来の戦い”がゲーム内で満喫できる。

まるでSF洋画で出てくるような要素が満載で、少年心をくすぐるような描写が多いのは個人的には嬉しい部分。まるで映画の世界に飛び込んだような感覚を味わえるはずだ。




さらに味わい深くしている要素が、主人公たちが生活するのが自然環境の中であること。未来の機械を扱いつつも、木を伐採したり、川の水を飲んで喉を潤したり、未来と原始が融合したような世界観は、相反する2つによるアンバランス感が深みを演出している。



個人的には、イベントムービーシーンが多く用意されているのも高評価できるポイント。強大なボスが現れた際や、危機一髪の生還シーンなどの緊迫感はまさに映画のワンシーン。見ているだけでも楽しめるRPGと言っても過言ではないだろう。


▲オープニングで見られた特別なムービーはもはや実写映画。序盤からいろいろな魅せ方でプレイヤーを世界観に引き込んでくれる。

フィールドはそれぞれ広大な1つのマップとして用意されており、一度その地域に移動すれば、そのあとは大きなマップが地続きで広がっている。今となってはRPGでは増えてきた要素ではあるが、こういったオープンワールドを取り入れたゲームの世界への没入感はやはり素晴らしいものがある。



ゲーム開始時にはキャラクターメイキングが可能。男女それぞれのパターンを選んだあとに細かい部位の調整が可能。スマホゲームでここまで精巧なキャラメイキングができる作品は珍しい部類な印象だ。



■サバイバル×シューティング×RPGのゲームジャンルの掛け合わせ

本作のゲーム性については、MMORPGのような形を想像してもらえればわかりやすい。ストーリーに沿いながらミッションや作業、バトルなどで経験値を積んでレベルを上げながら、アイテムや機材を増やしていき、サバイバル生活の質を上げていく。



RPGということで、コツコツとステータスを上げたり、新しい装備を作ったりしているうちに得られる“成長している感”はRPG好きの人が求めている快感を提供してくれる。

またサバイバル要素も多くあり、水や食料を摂取しないと行動力が低下したり、川の水を飲んだかと思えば汚水で体調を崩したりする。「そんなところまで気にしなくちゃいけないのか!?」と思うくらいの細かい要素だが、こういった細かいサバイバル要素が盛り込まれていることで、ゲームシステムのクオリティが高まるだけでなく、さまざまな部分に気を配りながらの緊張感のあるプレイが楽しめる。



序盤のレベルアップの速度はかなり早いので、クエストをクリアしていけばすぐに次のクエスト条件のレベルに到達可能。バトルの難易度に詰まることも少なく、レベリングは最小限でどんどんストーリーを進めていけるスピード感は爽快そのものだ。


▲サバイバル生活を共に過ごしてくれるペットも。戦いのサポートはもちろん、キャラクターの近くを歩き回る姿は愛嬌に溢れていてニヤついてしまう。

■シューティングが苦手でも遊びやすいシステム

敵とバトルする際のシューティングアクションは、本格的なTPS、FPSと比較するとやや易しめ。敵には大きいサイズのものが多く「弾が当たらない!」と悩む人は少ないだろう。

しかし、どうしてもそういったシューティング要素が苦手な人もいることだろう。そういった人でもプレイが楽になるように、本作にはオートロックオン機能が実装されている。



素晴らしいところが、このオートロックオン機能は時限式で常にオート射撃をできるわけはないところ。シューティング要素が苦手な人はこの機能を活用すれば良く、元々からある程度射撃ができる人は一時的なバフスキルの1つとして活用できる。

特にシューディングアクションがあるゲームのオートモードは、プレイヤーの練習や技術を無為にして面白さを狭めかねない要素。それをうまくバランス調整しつつ、作業的な部分の簡略化をしてくれるこの機能は画期的と言えるだろう。

武器の種類は豊富で、さまざまな種類の銃を生成できる。射撃の特性や、特別に発射できる特殊攻撃などが異なる。どんな武器があるのかは事前にレシピを見て確認できるので「この武器を作るために素材集めを頑張る!」と目標を立ててプレイするのも面白いだろう。



■豊富すぎるマルチ&ソロコンテンツでやり込み甲斐十分

本作は他プレイヤーと楽しむマルチプレイコンテンツが豊富。非常に種類が多いのだが“気軽にマルチプレイできる”と感じた。

一例を出すと、パーティープレイで行うコンテンツはほとんどが、簡単に自動マッチングでパーティーを組んでくれるので、その場その場だけの仲間と気軽にマルチプレイコンテンツが楽しめる。



シューティング・アクションゲームのマルチプレイとなると、責任が重い、ミスをしたときの気まずさなどが優ってなかなか踏み出せない人も多いはず。そんな人もでも、本作であれば気負わずにマルチプレイに参加できるだろう。

もちろん、難易度が高くなるとテクニックが求められる部分もあるので努力が必要な部分もあるが、もし本格的な連携を求めるのであればチャットでの募集という手があるので、ランダムマッチングに参加する際は、真剣にプレイする気さえあればあとは軽い気持ちで問題ないだろう。

他にも、フレンドと共に人工島を開発したり、ギルドを結成してギルド限定のバトルに挑戦したり、マルチコンテンツの数はもはや遊びきるのに一苦労するほど。ここまでのコンテンツを無料で遊ばせてくれるのは感謝しかない。



加えて、各コンテンツをプレイすればするほどお得なのは間違いないが、別に必ずやらなければいけないという制約があるわけでもない。この膨大なボリュームのコンテンツを伸び伸びと自分のペースで楽しむことをオススメする。

また、マルチプレイとは少し異なるが、フィールド上では同時間に同じ場所でプレイしているプレイヤーの姿が見える。これはMMORPGではありがちだが「あ、この人も自分と同じミッションをしている!」など親近感を覚え、ソロプレイでも人との繋がりを感じられる瞬間で、少し心が踊る体験を味わえるのも嬉しい部分だ。



マルチコンテンツのボリュームは凄まじいが、ソロでストーリーを進めているだけでも十分すぎるほど楽しめるボリュームがあるので、ただ世界観とストーリー、アクション要素を1人でじっくり楽しむ目的でも十分本作はプレイする価値があるだろう。

 

さまざまなゲームジャンルの面白い部分をいいとこ取りしたような『アースリバイバル』。気軽に遊べる作品ではあるにも関わらず、圧倒的なやり込み甲斐のある仕様故にハマる人は時間を忘れて没頭してしまうような作品だ。筆者も最初にプレイして数時間はぶっ続けでプレイしてしまった。

個人的には、近未来×自然の世界観に引き込まれたのもハマった理由としては大きく、こういった世界観に惹かれる人は他にも多くいるのではないかと思う。世界観、ゲーム性共に魅力的なゲームとなっているので、気になった方はぜひプレイしていただきたい。

(文 ライター:セスタス原川)


■『アース:リバイバル』

 

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