NEIGHBOR、荒木英士氏らを引受先としたJ-KISS型新株予約権の発行で資金調達を追加実施

Fortnite上にメタバース空間を制作するNEIGHBORは、新規投資家を引受先としたJ-KISS型新株予約権の発行により資金調達を追加実施したことを発表した。NEIGHBORはこの資金を元にフォートナイト上にメタバース都市を開発していく。

同社は、Fortniteのクリエイティブ機能を使って都市のメタバース化や、オリジナルゲームを開発している。世界トップレベルのクリエイターと提携し、大規模開発に対応できる国内初のFortniteクリエイティブスタジオ。

2022年にローンチしたメタバース「AI ロケスタくん」はグローバルで来場者数100万人を突破。2023年2月にNetflixオリジナルアニメのPRとして制作したメタバースお化け屋敷は120万人を記録した。

Z世代を中心に広がりを見せる新しい生活様式である「ネットワーク上での共同消費」をテーマに、思い出に残るメタバースを制作する、としている。

 

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資金調達概要

■目的
オリジナルメタバース空間の開発

■調達方法
J-KISS型新株予約権

■引受先
・荒木英士氏
・大湯俊介氏(IZUMO Founder)
・佐藤航陽氏(スペースデータ 代表取締役社長)

 

CEO ノトフ(川本)氏よりコメント

フォートナイトのメタバースプラットフォームはますます盛り上がりを見せています。日本も、この画期的なメディアであるメタバースのコンテンツを活用し、取り組むべき時代になっております。今回の資金調達により、エンターテイメントとメタバースの世界に精通した3名が私たちのチームに加わりました。日本を象徴するメタバースコンテンツメーカーとして、国際的な競争に自信を持って立ち向かっていきます。日本のクリエイティブ能力で世界に衝撃を与えます。

 

投資家からのコメント

・荒木英士氏
メタバースはハイプサイクルの幻滅期にあるかもしれませんが、そんな外野とは関係なく、Fortniteは数億人が参加するメタバースプラットフォームで数百万の人々が仮想空間を創造しています。NEIGHBORの挑戦は、かつてなくグローバルに人気を獲得する日本のポップカルチャーの強みと、グローバルなスケーラビリティを活かせるFortniteを組み合わせたいいとこ取りです。ぼく自身はForniteのプレイ時間300時間足らずでK/D2.6の弱小プレイヤーですが、このプラットフォームとNEIGHBORの未来を信じています!

・大湯俊介氏(IZUMO Founder)
どうしたら一兆円企業をつくれるのか。
これは先日、アメリカはサンフランシスコの寂れたフードコートにて、二人で食事をしている中で彼がふと発した問です。端的に言えば、ノトフさんが真顔でこの問に向き合っている点に惹かれ投資を決めました。
ものづくりでもインターネットでも一番にはなれなかった日本ですが、エンターテイメントには唯一まだ望みがあるのではないかと常々思っています。そんな無謀とも思える野望に、果敢に挑戦するNEIGHBORさんに夢を感じ参画させて頂きました。

・佐藤航陽氏(株式会社スペースデータ 代表取締役社長)
メタバースの普及においてグローバルで利用できるプラットフォームの存在が不可欠だとずっと考えてきましたが、現在はフォートナイトが最もそのポジションに近いと思っています。NEIGHBORが他社に先んじて培ってきたノウハウや、世界トップレベルのクリエイター達とのネットワークは、今後さらに大きな価値に発展していくと考えて投資を実施しました。日本発で世界で利用されるコンテンツの創造に期待しています!