ユークス、第1四半期(2~4月)決算は売上高0.3%増、営業益27.1%減に 「プロセカ」「初音ミク」などのライブCG制作を担当

  • ユークス<4334>は、6月9日、2024年1月期の第1四半期(2~4月)の連結決算を発表、売上高は前年同期並みを確保したものの、2ケタ超の減益となった。

    売上高10億400万円(前年同期比0.3%増)
    営業利益1億7600万円(同27.1%減)
    経常利益1億9300万円(同46.3%減)
    最終利益1億4300万円(同51.7%減)

    受託ソフトは、新進気鋭の米国プロレス団体である「All Elite Wrestling」(略称「AEW」)から開発受託した同団体をモデルとしたプロレスゲームの開発が引き続き順調に進行しており、その他複数タイトルの受託ソフトも進行した。

    XR事業分野は、自社オリジナル技術であるAR Live System「ALiS ZERO」を使い、1月7日~9日に幕張メッセで開催された「プロジェクトセカイ COLORFUL LIVE 2nd – Will -」において、モーションキャプチャー収録、CGモデル・アニメーションの制作を担当した。また、2月から3月にかけて全国5ヵ所で開催された「初音ミク JAPAN TOUR 2023 〜THUNDERBOLT〜」において、初音ミク・鏡音リン・鏡音レンの楽曲の一部についてCG制作を担当した。そのほか、引き続き複数のライブ開催に寄与している。

    パチンコ・パチスロ分野は、複数タイトルの映像開発プロジェクトを受託しており、一部は開発が終了している。

    パブリッシング事業分野は、DCコミックスのキャラクターをテーマにしたオンライン・トレーディングカードゲーム『DCデュアルフォース』を引き続き制作中であり、全世界へ向けて配信・発売する予定だ。

    そのほか、モバイルコンテンツ分野も複数のプロジェクト開発が進んだ。

  • ■通期業績予想は変更なし

  • なお、2024年1月期通期の連結業績予想については、従来予想から変更なく、以下のとおり。

    第2四半期業績予想も大幅な減益を見込む下期偏重型の予想となっており、第1四半期決算はその想定の範囲内の内容と言えそうだ。

    売上高79億2300万円(前期比84.3%増)
    営業利益16億1500万円(同70.4%増)
    経常利益16億2200万円(同48.5%増)
    最終利益11億9200万円(同35.0%増)

株式会社ユークス
http://www.yukes.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ユークス
設立
1993年2月
代表者
代表取締役社長 谷口 行規
決算期
1月
直近業績
売上高40億8700万円、営業利益1億7900万円、経常利益2億8200万円、最終損益13億4900万円の赤字(2024年1月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
4334
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