ドリコム、2023年3月期のバンナムENT経由売上は28%増の43.7億円と過去最高 『ONE PIECEトレクル』貢献 バンナムNXは25%減の15.4億円
ドリコム<3793>のバンダイナムコエンターテインメント経由の売上高が過去最高を更新したことがわかった。同社によると、2023年3月期のバンダイナムコエンターテインメント経由の売上高は前の期比28.2%増の43億7200万円だった。2018年3月期の実績である42億2100万円を上回った。
同社は、バンダイナムコエンターテインメントとの協業タイトルとして『ONE PIECEトレジャークルーズ』と『アイドルマスター シャイニーカラーズ』『スーパーロボット大戦DD』がある。
2022年においては、アニメ映画『ONE PIECE FILM RED』が世界的にも大ヒットしたことを受けて、『ONE PIECEトレジャークルーズ』についても好調だったようだ。
他方、バンダイナムコネクサス経由に売上高は同24.6%減の15億4300万円だった。「enza」やそこで配信するゲームに関する開発や運用の受託収益に該当しているという。
なお、2013年3月期以降の販売先上位の変遷を見たグラフとなる。2013年3月期時点ではグリーやMIXI<2121>経由の売上がそれぞれ30億円を超える規模だったが、ブラウザゲームからアプリへのシフトに伴い、2016年3月期にかけて急速に減少した。
他方、AppleやGoogle、バンダイナムコエンターテインメントの比率が急激に上がった。その後、enza事業の開始に伴い、バンダイナムコグループとの合弁会社バンダイナムコネクサス(旧BXD)経由の売上が大きな割合を占めたが、合弁解消後も大きな割合を占めている。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ドリコム
- 設立
- 2001年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 内藤 裕紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高97億7900万円、営業利益9億300万円、経常利益7億9300万円、最終利益1億400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3793