日本BS放送、第3四半期決算は営業益16%減の16億円 開局15周年番組やアニメイベント、広告宣伝強化が圧迫 アニメは毎クール40作品を放送

日本BS放送<9414>は、7月7日、2023年8月期 第3四半期累計の連結決算を発表し、売上高91億1300万円(前年同期比0.4%増)、営業利益16億1600万円(同16.2%減)、経常利益16億1500万円(同16.3%減)、最終利益11億円(同15.5%減)だった。

・売上高:91億1300万円(同0.4%増)
・営業利益:16億1600万円(同16.2%減)
・経常利益:16億1500万円(同16.3%減)
・最終利益:11億円(同15.5%減)

同社では、減益となった要因について、開局15周年特別番組などオリジナルコンテンツの強化や、アニメ関連イベントの実施、スタジオ更新などの費用が負担となったほか、15周年に向けて広告宣伝を強化したことが主な要因としている。

アニメ関連事業の状況は以下のとおり。

「ANIME+」枠、「アニメプラス」枠の「BS11ガンダムアワー」、「キッズアニメ∞(むげんだい)」枠(3月で放送終了)では、『テレビアニメ「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編』『山田くんとLv999の恋をする』ほか、製作委員会参画作品を含むアニメ関連番組を、毎クール約40タイトル放送している。

4月に放送300回を迎えたアニメソング番組『Anison Days』は、BS11開局15周年特別イベントとして「Anison Days Festival2023」を3月に開催し、この模様を5月に4週にわたって番組内でも放送した。

また、今年も世界最大級のアニメイベント「AnimeJapan2023」へのブース出展や、とちぎテレビ主催の「とちてれ☆アニメフェスタ」に協賛し、それぞれ声優を招いてトークイベントを行った。

このほか、エンターテインメント情報番組『アニゲー☆イレブン!』、グループ会社の理論社、国土社の児童書を映像化した読み聞かせ番組『今日のえほん』も、引き続き充実した内容で放送している。

 

■2023年8月期の業績見通し

2023年8月期の業績は、売上高125億円(前期比2.0%増)、営業利益18億1000万円(同24.4%減)、経常利益18億1000万円(同24.4%減)、最終利益12億5500万円(同21.5%減)、EPS70.49円を見込む。

・売上高:125億円(同2.0%増)
・営業利益:18億1000万円(同24.4%減)
・経常利益:18億1000万円(同24.4%減)
・最終利益:12億5500万円(同21.5%減)
・EPS:70.49円

計画に対する進捗率は、売上高72.9%、営業利益89.3%、経常利益89.2%、最終利益87.6%となっている。

・売上高:72.9%
・営業利益:89.3%
・経常利益:89.2%
・最終利益:87.6%

日本BS放送株式会社(BS11)
https://www.bs11.jp/

会社情報

会社名
日本BS放送株式会社(BS11)
設立
1999年8月
代表者
代表取締役会長 齋藤 知久/代表取締役社長 近藤 和行
決算期
8月
上場区分
東証スタンダード
証券コード
9414
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