GameWith、23年5月期決算は売上高12%増、営業益68%増に 19年5月期以来4期ぶりの最高売上高を記録 コスト効率化で利益率も大きく改善
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GameWith<6552>は、7月12日、2023年5月期の連結決算を発表、主力のメディア事業の堅調な推移に加え、eスポーツ・エンタメ事業や新規事業の成長もあり、売上高は2019年5月期以来4期ぶりに過去最高を更新した。
また、利益面についても増収効果に加え、既存事業のコスト効率化も順調に進捗し、利益率が大きく改善した。
売上高35億1200万円(前々期比12.5%増)
営業利益3億3700万円(同68.4%増)
経常利益3億1300万円(同40.1%増)
最終利益1億7900万円(同51.0%増)なお、セグメント別の状況は以下のとおり。
①メディア事業 売上高24億4000万円(前々期比1.7%増)、営業利益10億5900万円(同35.2%増)
モバイルゲームの市場成長が以前と比較して鈍化している中、家庭用ゲームにおける大型タイトルが数多く発売されたことなどにより、PV数が伸びた結果、ネットワーク広告収入が増加した。タイアップ広告については、後半にかけて新作タイトルのリリース減少や中国における新型コロナウイルス感染症の拡大が生じた結果、売上高にも影響を与えた一方で、有料攻略記事の拡販に注力し、直近で上昇傾向にある。また、既存領域であるメディア事業においては、コスト効率化プロジェクトを並行して行った。これが功を奏し、コストに関しては、前年と比較して全体的に減少した。②eスポーツ・エンタメ事業 売上高8億7000万円(同42.2%増)、営業損益2億円の赤字(前々期1億8900万円の赤字)
eスポーツチーム「DetonatioN」のVALORANT部門において、ライアットゲームズとのパートナーシップによる支援金の計上だけでなく、スポンサー収入の増加やファン向けのグッズ販売の拡大などが売上高増加に貢献した。③その他 売上高2億円(同85.3%増)、営業損益2億700万円の赤字(前々期4200万円の赤字)
NFTゲーム『EGGRYPTO』についてはリリース3周年を迎え、アプリの累計ダウンロード数が150万を突破し、売上高も前年比で大きく成長している。光回線事業については、2022年3月のサービス開始後、プロモーションを積極的に実施してきた効果もあり、順調に申込者数を獲得している。また、2023年2月には、新たに上り下り最大10Gbpsの高速プランと専用回線を提供するシリーズ最高峰プランの提供を開始した。 -
■2024年5月期も増収増益を見込む
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2024年5月期通期の連結業績予想については、以下のとおり。
中長期的な成長を目指すため、主に新規事業のプロモーションに先行投資を行っていくとしている。
売上高37億5000万円(前期比6.8%増)
営業利益3億5000万円(同3.7%増)
経常利益3億2000万円(同2.1%増)
最終利益1億9000万円(同6.1%増)
会社情報
- 会社名
- 株式会社GameWith
- 設立
- 2013年6月
- 代表者
- 代表取締役社長兼執行役員 今泉 卓也
- 決算期
- 5月
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 6552