GENDA、ダイナモアミューズメントを買収 体験型VRアトラクションとのシナジー創出を目指す

GENDA<9166>は、この日(9月8日)、ダイナモアミューズメントの株式5544株(所有割合79.2%)を廣川 洋氏と広川事務所より追加取得して買収すると発表した。9月30日に取得する予定。GENDAは、これまで所有割合20.8%にあたる1456株を保有していた。また、取得価格については、当事者間の守秘義務契約に基づき、非開示とする。取得価額は、ダイナモアミューズメントの財務状況と資産の状況等を勘案し、双方協議の上、妥当な金額を算出したとのこと。企業買収などでよく行われる、第三者機関による株価算定は行わなかったようだ。

ダイナモアミューズメントは、2021年10月1日に新設した会社で、ロケーションエンターテイメント事業を中心に、体感型シアターアトラクションや VR アトラクション、インタラクティブゲーム等、映像を軸とした様々な「体験型コンテンツ」の企画・制作・販売をおこなっている。アトラクション型の映画鑑賞を体験できる MX4Dにおいては、国内公開の邦画 MX4Dのプログラムをほぼすべて手掛けているそうだ。

両社は、2021年10月に実施した第三者割当増資による持分法適用関連会社化、2022年6月に実施したハシラスを加えた三社間での資本提携により、連携を深めてきた。GENDAのアミューズメント施設が全国に250店舗超になったタイミングで、体験型 VR アトラクション分野に優れたダイナモアミューズメントがグループに参画することで、アミューズメント施設運営など既存事業とのシナジーを創出し、企業価値向上につながると判断に至った、としている。

なお、ダイナモアミューズメントは、第3四半期より連結子会社となる。株式取得が、当社グループの業績及び財務状況に与える影響については軽微であると見込んでいるという。ただし、事業の大幅な状況変化により財務的影響が生じる場合には 、明らかになった時点で速やかに開示するとのこと。

 

会社情報

会社名
GENDA
設立
2018年5月
代表者
申 真衣
決算期
1月
直近業績
持株会社としてアミューズメント施設運営事業やアミューズメントマシンのレンタル事業、オンラインクレーンゲーム事業を展開するグループ各社の事業成長支援、経営管理を行っている。傘下にGENDA GiGO Entertainmentのほか、GENDA Games、エスピーエスエ、トーキョーキャラクターメーカーズや伍彩汇业(广州)贸易有限公司などがある。
上場区分
未上場
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