【ゲーム株概況(9/15)】1Q好決算を発表のANYCOLORが大幅反発　同業カバーも買われる　業績予想減額を発表したポールHDは商いを伴って7日続落

9月15日の東京株式市場では、日経平均は続伸し、前日比364.99円高の3万3533.09円で取引を終えた。前日の米国市場高に加え、中国の8月の工業生産高が市場予想を上回ったことで、国内市場は朝方から買いが先行した。なお、TOPIXは連日の年初来高値更新となっている。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、ANYCOLOR<5032>が3日ぶりに大幅反発し、一時4000円台を回復する場面もあった。ANYCOLORは、前日9月14日に発表した第1四半期決算が大幅な増収増益での着地となったことが市場から素直に評価されたようだ。

また、ANYCOLORの好調を刺激に同業のカバー<5253>も高く、モイ<5031>やユークス<4334>なども買われた。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券が投資判断「アウトパフォーム」を継続し、目標株価を3730円から3900円に引き上げたネクソン<3659>もしっかり。

半面、マイネット<3928>やenish<3667>などが売られ、2024年1月期の連結利益予想の下方修正を発表したポールHD<3657>は商いを伴って7日続落となり、600円台を割り込んで取引を終えた。

『モンスターハンターNow』が好発進となっているものの、それを目先の材料出尽くしととらえた売り物に押されたカプコン<9697>は反落した。