ビックカメラ、2023年8月期の最終益を78億円から29億円に大幅下方修正 インバウンド回復も巣ごもり反動減続く 飲料水販社で44億円の減損

ビックカメラ<3048>は、10月10日、2024年8月期業績予想の下方修正を行い、売上高8150億円(前回予想8300億円)、営業利益142億円(同155億円)、経常利益165億円(同175億円)、最終利益29億円(同78億円)、EPS17.16円(同45.57円)とした。

・売上高:8150億円(前回予想8300億円)
・営業利益:142億円(同155億円)
・経常利益:165億円(同175億円)
・最終利益:29億円(同78億円)
・EPS:17.16円(同45.57円)

従来予想からの修正率は、売上高1.8%減、営業利益8.3%減、経常利益5.7%減、最終利益62.8%減となっている。

・売上高:1.8%減
・営業利益:8.3%減
・経常利益:5.7%減
・最終利益:62.8%減

同社では、インバウンドの回復基調により伸びたものの、引き続き巣ごもり需要の反動減による影響が続いた、としている。販管費全体のコントロールに努めたことで費用を抑えることができたが、売上高の未達の影響はカバーできなかった。

なお、最終利益については、子会社で飲料水の製造・販売を行うビックライフソリューションが保有する機械装置等の固定資産の減損損失44億0700万円を特別損失として計上するため。