コナミグループ、第2四半期(4~9月)決算は売上高3%増、営業益39%増に デジタルエンタテインメント事業の主力コンテンツの利益率が回復 売上高は過去最高を更新

  • コナミグループ<9766>は、11月2日、2023年3月期の第2四半期累計(4~9月)の連結決算(IFRS)を発表、主にデジタルエンタテインメント事業において主力コンテンツの利益率が回復したことや、アミューズメント事業、ゲーミング&システム事業およびスポーツ事業がそれぞれ堅調に推移したことで増収増益を達成した。

    なお、売上高は第1四半期に引き続き過去最高を更新している。

    売上高1538億5100万円(前年同期比3.7%増)
    営業利益354億4300万円(同39.6%増)
    税引前利益370億800万円(同34.7%増)
    最終利益268億3400万円(同35.2%増)

    各セグメントごとの状況は以下のとおり。

    ①デジタルエンタテインメント事業 売上高1021億200万円(前年同期比0.6%減)、事業利益310億3200万円(同32.0%増)
    大型アップデートを実施した『eFootball 2024』が高評価を維持したほか、『パワフルプロ野球 栄冠ナイン クロスロード』の配信を開始し、好調な出足を記録した。カードゲームでは2024年2月に東京ドームで開催されるイベント「遊戯王デュエルモンスターズ 決闘者伝説 QUATER CENTURY」を発表した。

    eスポーツの取り組みは、世界トップデュエリストを決めるeスポーツ世界選手権「Yu-Gi-Oh! World Championship 2023」を4年ぶりに開催した。

    ②アミューズメント事業 売上高100億200万円(同39.3%増)、事業利益11億9300万円(同13.6%増)
    前期に発売し高稼働が続く「桃太郎電鉄 ~メダルゲームも定番!~」が引き続き貢献した。スマートパチスロは「麻雀格闘倶楽部 覚醒」「防空少女ラブキューレ2~極限の共鳴~」が稼働を開始した。

    なお、人気メダル機器シリーズの最新作を下期に複数タイトル投入するほか、新作プライズゲーム「プクレ」の開発を行っている。

    ③ゲーミング&システム事業 売上高191億200万円(同11.6%増)、事業利益31億1700万円(同55.7%増)
    スロットマシン「DIMENSION」シリーズにおいて、G2Eで好評を得た43インチモニターを3台組み合わせた「DIMENSION 43×3」を第3四半期から市場投入した。

    カジノマネジメントシステム「SYNKROS」の高い評価を受けてカジノ施設への導入が引き続き拡大しており、下期にラスベガスで開業する大型IR施設でも稼働開始した。

    ④スポーツ事業 売上高237億9900万円(同6.0%増)、事業利益16億円(同219.4%増)
    好評なピラティススタジオについて第2四半期に5店舗をオープンしたほか、第3四半期以降で8店舗をオープンする予定を発表した(累計で22店舗)。また、新たにつがる市(青森県)、さいたま市(埼玉県)、旭市(千葉県)、豊島区(東京都)、岐阜市(岐阜県)のスポーツ施設の業務受託運営を開始し、12月に中央区(東京都)でも開始する予定だ。

    好調なこども向けのスイミングスクールを9月より新たに6施設で開講したほか、映像とAIを活用して練習効果を向上する「運動塾デジタルノート」を大人向けのプログラムにカスタマイズし9月から36施設で導入を開始した。

  • ■通期業績予想は変更なし

  • 2023年3月期通期の連結業績予想については、従来予想から変更なく、以下のとおり。

    売上高3280億円(前期比4.4%増)
    営業利益600億円(同29.9%増)
    税引前利益590億円(同25.2%増)
    最終利益410億円(同17.5%増)

コナミグループ株式会社
http://www.konami.com/

会社情報

会社名
コナミグループ株式会社
設立
1973年3月
代表者
代表取締役会長 上月 景正/代表取締役社長 東尾 公彦
決算期
3月
直近業績
売上高3143億2100万円、営業利益461億8500万円、最終利益348億9500万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム(ロンドン証券取引所にも上場)
証券コード
9766
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