ガンホー、第3四半期決算は営業利益18%増の235億円…子会社Gravityのラグナロク関連タイトルが収益貢献

ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>は、11月13日、2023年12月期 第3四半期累計(23年1月~23年9月)の連結決算を発表し、売上高978億4900万円(前年同期比35.0%増)、営業利益235億6000万円(同18.4%増)、経常利益250億0400万円(同15.2%増)、最終利益136億5900万円(同5.6%増)だった。

・売上高:978億4900万円(同35.0%増)
・営業利益:235億6000万円(同18.4%増)
・経常利益:250億0400万円(同15.2%増)
・最終利益:136億5900万円(同5.6%増)

子会社Gravityの展開する『Ragnarok(ラグナロク)』関連タイトルが連結業績に貢献したとのこと。前回の決算発表では、東南アジアでは、PCオンラインゲーム『ラグナロクオンライン』が非常に人気があった経緯もあり、それらのモバイルタイトルが当地域で人気を博しているとのことだった。

 

主力タイトル「パズル&ドラゴンズ」に関しては、長期的な視点から新ダンジョンの追加やオリジナルイベントの開催、他社有名キャラクターとのコラボレーションなどの取り組みを継続してきた。大型アップデートを行い、最大4人で遊ぶ新しい対戦マルチプレイを実装したほか、8月には国内累計6100万ダウンロードを達成、9月には北米地域でも累計1500万ダウンロードを達成した。

Nintendo Switch向け対戦ニンジャガムアクションゲーム「ニンジャラ」は、新コンテンツの追加やテレビアニメの放送、オフラインイベントの開催など、包括的な取り組みを実施することで、若年齢層を中心に好調なアクティビティを維持している。

また、子会社の事業についても、Gravityとその連結子会社が配信しているラグナロク関連タイトルは、継続的なアップデート及びイベントの開催により、引き続き連結業績に寄与しているという。

 

 

■2023年12月通期の見通し

2023年12月通期の見通しは非開示。コンテンツ関連の新規性の高い事業を展開しており、短期的な事業環境の変化が激しいことなどから、業績の見通しについては適正かつ合理的な数値の算出が困難であるため、四半期ごとに実施する決算業績及び事業の概況のタイムリーな開示に努め、通期の連結業績予想については開示しない方針としている。

ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社
http://www.gungho.co.jp/

会社情報

会社名
ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社
設立
1998年7月
代表者
代表取締役社長CEO 森下 一喜
決算期
12月
直近業績
売上高1253億1500万円、営業利益278億8000万円、経常利益293億800万円、最終利益164億3300万円(2023年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3765
企業データを見る