アエリア、23年12月期の決算は営業利益45%減の2億5400万円…アセットマネージメント拡大もITサービスとコンテンツが苦戦

アエリア<3758>は、11月14日、2023年12月期 第3四半期累計(23年1月~23年9月)の連結決算を発表し、売上高166億7100万円(前年同期比10.6%増)、営業利益2億5400万円(同45.1%減)、経常利益5億5500万円(同27.4%増)、最終利益4億1000万円(同61.1%増)だった。

・売上高:166億7100万円(同10.6%増)
・営業利益:2億5400万円(同45.1%減)
・経常利益:5億5500万円(同27.4%増)
・最終利益:4億1000万円(同61.1%増)

アセットマネージメントが売上、利益ともに大きく伸びたものの、ITサービスが減益となったほか、ゲームを中心とするコンテンツ事業は赤字転落となった。経常利益は増益となったが、営業外収益として為替差益や投資事業組合運用益などを計上したことによる。

セグメント別の概要は以下の通り。

①ITサービス事業
売上高は16億0200万円(同14.4%減少)、営業利益は2200万円(同84.0%減少)となった。データサービス事業を行うエアネットが安定した収益を獲得しているが、オンライン電子出版に特化したアフィリエイトプラットフォーム事業を行うファーストペンギンの決済代行収益並びにアフィリエイト広告収益の減少に伴い売上高及び営業利益が減少している。

②コンテンツ事業
売上高は75億2400万円(同7.0%減少)、営業損失は8100万円(前年同期は営業利益1億4600万円)となった。コンテンツ事業については、スマートフォン・タブレット向けゲームの開発、配信及び運営並びにキャラクターグッズの販売等を行っている。既存コンテンツの売上の減少及び新規コンテンツの開発費の増加に伴い売上高及び営業利益が減少している。

③アセットマネージメント事業
売上高は75億8900万円(同47.0%増加)、営業利益は3億1200万円(同82.7%増加)となった。アセットマネージメント事業については、不動産の賃貸及び売買並びに国内外の企業等への投資等を行っている。同社グループ内シナジーの効果により売上高及び営業利益が増加している。

 

■2023年12月期の業績見通し

2023年12月期の業績は、売上高210億円(前期比2.0%増)、営業利益3億円(同64.1%減)、経常利益6億円(同16.7%減)、最終利益4億5000万円(同160.4%増)、EPS20.34円を見込む。既報のように利益予想を引き下げた。

・売上高:210億円(同2.0%増)
・営業利益:3億円(同64.1%減)
・経常利益:6億円(同16.7%減)
・最終利益:4億5000万円(同160.4%増)
・EPS:20.34円

計画に対する進捗率は、売上高79.4%、営業利益84.7%、経常利益92.5%、最終利益91.1%となっている。

・売上高:79.4%
・営業利益:84.7%
・経常利益:92.5%
・最終利益:91.1%

株式会社アエリア
http://www.aeria.jp/

会社情報

会社名
株式会社アエリア
設立
2002年10月
代表者
代表取締役会長 長嶋 貴之/代表取締役社長 小林 祐介
決算期
12月
直近業績
売上高226億7100万円、営業利益4億7300万円、経常利益7億5200万円、最終利益4億8000万円(2023年12月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3758
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