クランチロール、第8回「クランチロール・アニメアワード 2024」受賞カテゴリーを発表…授賞式は2024年3月2日にグランドプリンスホテル新高輪で開催

クランチロールは米国時間12月5日、第8回「クランチロール・アニメアワード 2024」の受賞カテゴリーを発表した。クランチロール・アニメアワード2024の授賞式は、2024年3月2日にグランドプリンスホテル新高輪で開催する。

クランチロール・アニメアワード2024では、アニメの卓越した芸術性とジャンルの多様性を反映するため、「最優秀美術賞」、「最優秀撮影賞」、「最優秀日常系作品賞」の3つのカテゴリーが新たに追加となる。

 

クランチロール・アニメアワード2024のカテゴリーは以下の通り。

● アニメ・オブ・ザ・イヤー:このカテゴリーでは、昨年度人気を博したアニメ作品を表彰する。そのストーリー性、美しい芸術的表現、魅力的なキャラクターなどが絶妙に絡み合って、唯一無二の傑作が生まれる。予想外のヒットであろうと、ファンの期待通りの人気作であろうと、「アニメ・オブ・ザ・イヤー」に選ばれた作品は、全てにおいて圧倒的に優れた作品であると言えるだろう。

● 最優秀アクション作品賞:このカテゴリーでは、アクション作品を表彰する。命の危険を冒して信じがたい逆境を乗り越え、ヴィランと戦うヒーローの姿など、手に汗握る作品を称えて贈られる。

● 最優秀アニメーション賞:このカテゴリーでは、優れたビジュアルで作品に命を吹き込んだアニメを表彰する。どんなスタイルのアニメであれ、観る人を今まで想像もしなかった世界に導き、ビジュアルの饗宴へと誘う作品を称えて贈られる。

● 最優秀アニソン賞:このカテゴリーでは、オープニングやエンディングを含むアニメシリーズ作品の中で使用した優れた楽曲を表彰する。「踊り出さずにはいられない」「心を揺さぶられる」そんな忘れられない楽曲を称えて贈られる。

● 最優秀美術賞(新設カテゴリー):アニメのビジュアルや雰囲気を形作る、全ての要素に関わってくるのが美術。色使い、デザイン、アニメーションのスタイルだけではなく、微細なディテールにまで気を配り、まとまりがありながらも個性が光る作品に贈られる。

● 最優秀キャラクターデザイン賞:このカテゴリーは、印象的なアニメのキャラクターを生み出したり、キャラクターに命を吹き込むデザイナーを称えるものだ。キャラクターデザインの本質を理解し、線で物語を紡ぐことができる優れたキャラクターデザイナーに贈られる。

● 最優秀撮影賞(新設カテゴリー):光や影、カメラアングル、奥行きやトランジションなど、あらゆる撮影テクニックを駆使して言葉を越えた力でストーリーを伝えることを可能にした作品に贈られる。

● 最優秀コメディ作品賞:新鮮な切り口から笑いの神様も顔負けのツッコミまで、お腹を抱えて笑ってしまう、そんなコメディ作品を称えて贈られる。

● 最優秀継続シリーズ賞:優れた作品を作り続けるのは、特にアニメの場合、並大抵のことではない。このカテゴリーでは、引き込まれるストーリー、魅力的なキャラクター、そして目を引くアートワークで視聴者を虜にする作品を称えて贈られる。

● 最優秀監督賞:この監督にしてこの作品あり。ビジョンをアニメーターに伝え、重要な決定を下し、独自のアプローチで作品をまとめ上げる立役者。そんな監督を称え、贈られる賞。

● 最優秀ドラマ作品賞:このカテゴリーは、人の体験の本質を突いた作品を称えるものだ。緩急ある巧みな構成に思わず身を乗り出して感情移入し、キャラクターとその物語に深く入りこまずにはいられない、そんな作品に贈られる賞。

● 最優秀エンディング賞:オープニングと同様、忘れ難いエンディングは、デザインと音楽がマッチすることで、驚きや喜びをもたらしてくれる。本編とは違うアートスタイルで、作品の魅力をさらに引き出すことも。この賞は、キャラクターとの時間を最後まで楽しませてくれるエンディングに贈られる。

● 最優秀ファンタジー作品賞:想像力と創造力、そしてほんの少しの魔法で作られるのがファンタジー作品。視聴者を単に異世界へと誘うだけでなく、架空の生き物に満ちた独創的な世界を作り上げ、その細部に至るまで、これまで誰も思い付かなかったようなアイデアを盛り込んだ作品に贈られる。

● 最優秀長編アニメ賞:このカテゴリーは、劇場公開、DVDでの販売、ネット配信を問わず、TVアニメ1話分より長尺のアニメ作品を称えるものだ。初めから終わりまで見る者の心を捉えて離さない、そんな優れた長編アニメに贈られる。

● 最優秀主演キャラクター賞:ヒーローでもアンチヒーローでも、たとえヴィランであっても、メインキャラクターはシリーズの顔。でも、そんな主演キャラクターが愛されるのは、その性格や特徴のおかげだけではない。この賞は、よく練られたキャラクター設定で私たちを旅へと誘ってくれる主演キャラクターに贈られる。

● 最優秀新シリーズ賞:このカテゴリーは、毎年数え切れないほどの新しいアニメが生み出されている中で、傑出した新シリーズやスピンオフ作品を称えるものだ。視聴者を釘付けにし、誰もが続編を待ち焦がれるような作品に贈られる。

● 最優秀オープニング賞:際立ったビジュアルと心奪われる音楽。素晴らしいオープニングは、これから始まるアニメ作品の雰囲気を演出してくれる。ラブコメのキュートな雰囲気も、サスペンス作品のためのダークでシリアスなトーンも、本編と同じくらいの独創性と熱量を持っている優秀なオープニングに贈られる賞。

● 最優秀オリジナルアニメ賞:オリジナルアニメ作品は、マンガやラノベ等の原作を持たず一から作り上げられる。質の高い物語で視聴者を夢中にさせてくれたオリジナル作品に贈られる賞。

● 最優秀ロマンス作品賞:最高のロマンスは、冷めた皮肉屋の心までも溶かしてくれる。私たちの心を捉えて離さないめくるめくラブストーリーは、生きていることの素晴らしさを教えてくれる。このカテゴリーは、愛の力を信じる道を私たちに見せてくれる、希望のメッセージに満ちた作品を称えて贈られる。

● 最優秀作曲賞:心に残るアニメに欠かせないのは、そのアニメのためだけに作曲したオリジナルの音楽。あらゆる場面に新たな深みと感動を与えてくれる洗練した楽曲は、アニメと密接につながっているだけではなく、単独でも傑作となり得るもの。そんな楽曲に贈られる賞。

● 最優秀日常系作品賞(新設カテゴリー):日常をテーマにしていても、一流の作品は「平凡」からは全くかけ離れたもの。何でもない日常を息をのむような形で切り取って見せる作品は、慌ただしい現実世界から私たちを解放し、ユーモア、傷心、あらゆる感情を揺り起こしてくれる。人との繋がりそのものを描き出した作品に贈られる賞。

● 最優秀助演キャラクター賞:このカテゴリーでは、主役の脇を固めるキャラクターをナンバーワンとして称える。助演キャラクターと言っても千差万別だが、必要とあらば主演キャラクターと同じくらい輝くことができる、そんな優れたキャラクターに贈られる賞。

● 最優秀声優賞(日本語・アラビア語・カスティーリャ語/スペイン・英語・フランス語・ドイツ語・イタリア語・ポルトガル語・スペイン語/中南米の各言語):優れた声優はキャラクターに新たな命を吹き込むだけでなく、深みとリアリティを与える。声の質や込められた感情によって、キャラクターをその作品のシンボルともいえる存在へと作り上げていく。この賞は、そんな偉業を成し遂げた声優を称えて贈られる。

●「何があっても守りたい」キャラクター賞:困難にもくじけないひたむきな主人公も、純真な心を持ちグループを繋ぐ役割のキャラクターも、人生には守るべきものがあることを教えてくれる。世界は優しさに満ちた特別な場所、そんなふうに感じさせてくれるキャラクターに贈られる賞。

 

■クランチロールのプレジデントであるラウール・プリニ(Rahul Purini)氏
「アニメはダイナミックなアートであり、あらゆるファンに冒険を提供します。世界中の視聴者を魅了するこのメディアを支えるクリエイティブな才能を称えることができて光栄です。アニメが多くの人々にもたらす芸術性から、ニュアンスに富むストーリーテリング、そしてたくさんの人々にもたらすピュアな喜びまで、再び日本に集い、アニメに敬意を表すことができるのを楽しみにしています」

 

なお、各カテゴリーのノミネート作品は、2024年1月18日に発表される予定。ノミネート作品は、世界中から集まった100名以上のクリエイターやジャーナリスト、インフルエンサーで構成される情熱的で独立した審査員によって選出される。クランチロール・アニメアワード2024の審査員は、本アワード史上最多、かつ最も多様性に富む審査員で構成されている。

クランチロール・アニメアワードは、アニメ制作に携わるクリエイター、ミュージシャン、キャストを讃える年次のアワードプログラム。8回目となる2024年のクランチロール・アニメアワード授賞式は、2024年3月2日にグランドプリンスホテル新高輪において開催、天城サリーとジョン・カビラが司会を務める。ソニー・ミュージックエンタテインメント傘下のソニー・ミュージックソリューションズがイベント運営をサポートし、授賞式は世界に向けて配信される。

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