GENDA、国内外でアミューズメント向けにプライズの企画や販売を行うフクヤHDを買収

GENDA<9166>は、この日(12月15日)、アミューズメント施設向けにプライズ(景品)の企画や販売事業等を展開する、国内外4つの子会社を保有する持株会社であるフクヤホールディングスを買収すると発表した。田中敬一郎社長より、全株式にあたる6万株を2024年1月下旬に取得する。取得価額は、連結純資産の15%を上回るものの、非開示としている。

フクヤ HD は、日本ではその子会社のフクヤがプライズやカプセルトイ、くじ等の企画・販売事業を主として展開するほか、海外でも米国子会社の FUKUYA USA、香港子会社の FUKUYA HONG KONGと台湾子会社の台灣福屋有限公司がプライズの販売事業等を展開している。

フクヤHDグループのこれら事業とGENDAグループのアミューズメント事業との親和性の高さから、フクヤ HD は、2019年6月に中国で設立したアミューズメント施設の運営や機器のレンタル業等を手掛ける連結子会社である伍彩汇业(广州)贸易有限公司に資本参加しているほか、2021年8月には、同社との間でキャラクター関連ビジネスを手掛けるトーキョー キャラクター メーカーズを共同設立するなど提携を強めてきた。

また、フクヤ HD グループは、プライズ事業の中でも特にオリジナルプライズやライセンスキャラクタープライズに関する企画等に強みを有し、その強みを生かした推し活グッズを「fanfancy+」ブランドで展開し人気を博しているところ、GENDA GiGO Entertainment とコラボレーションした推し活グッズ専門ショップ「fanfancy+ with GiGO」を展開している。

今回の株式取得により、GENDAグループが運営するアミューズメント施設におけるプライズやオリジナル物販商品のラインアップ拡充が見込まれる、としている。フクヤHDグループも自社プライズの展開数量の拡大、それに伴う製造面・流通面での単品当たりのコスト減を期待できるなど、双方の利益規模の拡大に資する、としている。

今後は、GENDA GiGO Entertainmentが有するアミューズメント施設におけるプライズ選定力と店舗網の拡大力、フクヤ HD グループが有するプライズ及びオリジナル物販商品の企画力といった、両社が築いてきた基盤及びノウハウ等を共有しながら共同での商品企画などに取り組む、としている。

 

会社情報

会社名
GENDA
設立
2018年5月
代表者
申 真衣
決算期
1月
直近業績
持株会社としてアミューズメント施設運営事業やアミューズメントマシンのレンタル事業、オンラインクレーンゲーム事業を展開するグループ各社の事業成長支援、経営管理を行っている。傘下にGENDA GiGO Entertainmentのほか、GENDA Games、エスピーエスエ、トーキョーキャラクターメーカーズや伍彩汇业(广州)贸易有限公司などがある。
上場区分
未上場
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