【ゲーム株概況(4/18)】GENDAやケイブ、アイビスなど幅広い銘柄に自律反発狙いの買い 『HIT』国内好スタートのネクソン反発 アエリアは利食い売り

4月18日の東京株式市場は4営業日ぶりに反発。日経平均株価は、前日比117円90銭高の3万8079円70銭でこの日の取引を終えた。朝方は軟調に推移したものの、その後は米国株価指数先物の底堅い動きを受けて買いが入り、プラスに転じた。日経平均株価は、直近で1500円を超える下落となっていることから自律反発狙いの買いが入ったとの見方も出ていた。

こうしたなか、ゲーム関連株を見ると、直近まで下落が目立っていた銘柄を中心に個人投資家など短期資金が押し目買い、または自律反発狙いの買いを入れたようだ。GENDA<9166>やケイブ<3760>、アイビス<9343>、マーベラス<7844>などが買われたが、値動きの軽い中小型株の上昇が目立った。

また、ネクソン<3659>が反発。同社が4月17日リリースしたPC・モバイル向けにリリースした『HIT : The World』のiOSアプリ版がApp StoreセールスランキングでTOP10に入るなど好調が滑り出しを見せた。同社の収益に占める日本国内の比率は高いものではないが、プラス材料として評価されているようである。

ブシロード<7803>も小反発。この日、TVアニメ『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~』初のコンソールゲーム『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ Quest of Memories』について、6月20日に全世界同時発売すると発表した。

他方、アエリア<3758>が反落。子会社2社が国内旅行者・訪日外国人旅行者向け大阪市特区民泊となる「エポックイン心斎橋」をオープンしたと発表して前日買われたが、この日は利益確定の売りに押されたようだ。

このほか、コーエーテクモホールディングス<3635>やSHIFT<3697>、Aiming<3911>、HEROZ<4382>、東映アニメーション<4816>などが年初来安値を更新した。年初来高値を更新した銘柄はなかった。