【ゲーム株概況(5/10)】過去最高業績を更新のコナミGが一時S高 今期利益のV字型回復見通しを材料にバンナムHDは大幅反発 自社株買い&消却発表のガンホーも大幅高
5月10日の東京株式市場では、日経平均は3日ぶりに反発し、前日比155.13円高の3万8229.11円で取引を終えた。米国市場高を受けて一時は上げ幅600円超に達する場面もあったが、次第に上げ幅を縮小した。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、コナミグループ<9766>が一時ストップ高となるなど急騰した。コナミグループは、前日5月9日に発表した2024年3月期決算が売上高、各利益項目全てにおいて過去最高業績を更新するなど好調だったことが市場から素直に評価されたようだ。
また、大手ゲーム株では、バンダイナムコHD<7832>も3日ぶりに大幅反発した。バンダイナムコHDは、同じく5月9日に発表した2024年3月期決算は増収・営業減益となったものの、今期は大幅営業増益でV字型の回復を見込む計画であることが市場の評価材料になったもよう。
ほか、発行済株式総数の3.98%に当たる230万株、50億円を上限とした自社株買いと、220万株の自己株式の消却を発表したガンホー<3765>が大幅続伸し、新作『ブレイクマイケース』をリリースしたcoly<4175>や、KADOKAWA<9468>なども高い。
前場引け後に決算やシーガイアの売却を発表したセガサミーHD<6460>は後場に入って急騰した。
半面、決算関連ではアカツキ<3932>の下げがきつく、エイベックス<7860>や東京通信グループ<7359>などが売られた。
この日の後場場中に第2四半期決算を発表した日本ファルコム<3723>は大引けにかけて値を崩した。
会社情報
- 会社名
- ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社
- 設立
- 1998年7月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 森下 一喜
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高1253億1500万円、営業利益278億8000万円、経常利益293億800万円、最終利益164億3300万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3765
会社情報
- 会社名
- コナミグループ株式会社
- 設立
- 1973年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 上月 景正/代表取締役社長 東尾 公彦
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高3143億2100万円、営業利益461億8500万円、最終利益348億9500万円(2023年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム(ロンドン証券取引所にも上場)
- 証券コード
- 9766
会社情報
- 会社名
- 株式会社バンダイナムコホールディングス
- 設立
- 2005年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 川口 勝
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高9900億8900万円、営業利益1164億7200万円、経常利益1280億0600万円、最終利益903億4500万円(2023年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7832