ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>が2月14日に発表した2010年12月期の連結業績は、売上高が前年同期比10.2%減の92億4000万円となった。
主力のオンラインゲーム「ラグナロクオンライン」で第3四半期に大型アップデータを実施したものの、上半期にユーザーによるアイテムの買い控えが発生したことや、ゲームの受託開発で大型受託案件がなかったことが響いた。
経常利益は同32.7%増の24億5300万円だった。ローコストオペレーションやグループ全体での最適化を実施したことなどにより、販売費及び一般管理費を前年比で約3.1%抑制することに成功したほか、前年6億3300万円計上された持分法投資損失が1億7900万円に抑えられたことが主な要因。
また、当期純利益は同44倍の19億3600万円と大幅に伸びた。経常利益の増加に加えて、前期にあったオンラインゲームの終了に伴う減損損失が今期は計上されなかったため。
2011年12月期の業績予想については、連結子会社のGravityが業績予想を開示しない方針としているため。この期では、主力のオンラインゲーム事業を引き続き事業の柱として推進するとともに、スマートフォン向けへの展開の強化や、グローバル展開を推進し、業績の向上を図っていく、としている。対処すべき課題によれば、アクションゲームの開発力と実績を高めているとのこと。
会社情報
- 会社名
- ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社
- 設立
- 1998年7月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 森下 一喜
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高1253億1500万円、営業利益278億8000万円、経常利益293億800万円、最終利益164億3300万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3765