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【TGS2017】会員数2000万人規模に拡大したDMM GAMES SPアプリのPC展開強化、グローバル展開によってさらなる拡大へ

2017年09月27日 19時26分更新

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DMM GAMESは、9月21日に「東京ゲームショウ2017」のDMM GAMESブースで「DMM GAMESの事業戦略_2017」と題する発表を行い、DMM GAMES 企画営業本部本部長の林研一氏(写真)が登壇した。
 
最初にDMM GAMES のローンチとなる2013年2月から2017年8月までの振り返りとして、会員数、ユーザー属性、売上、課金KPI&マルチデバイスについて、様々な数値を公開した。
 
① 会員数
会員数は順調に伸びており、年内には大台となる2000万人を突破できるのではないかと語った。デバイス別にみると約6:4でPCのほうがSPよりも多くなっている。
 
 
 
② ユーザー属性
会員数の推移を見ると、当初は男女比が9:1という割合で男性の割合となっていたが、2016年度を境に女性の割合も増えている。これは『刀剣乱舞-ONLINE-』や『文豪アルケミスト』が寄与しているのではないかと語った。また登録会員の男女年代比は、男性は20代30代が多いが、女性は20代が半分以上を占めている。これも『刀剣乱舞-ONLINE-』や『文豪アルケミスト』の効果ではないかという。
 
 
 
③ 売上
デバイス別の消費の内訳をみるとPCが約7割強を占めている。また一般とR18にわけて数値を見てみると、2015年度は一般が上昇しているが2016年度にはR18が上昇している。今年度は『BATTLEGROUNDS』、『DESTINY CHILD』などの海外系の一般のタイトル、自社でパブリッシングしているタイトルのリリースが控えており、再び一般の割合が上がってくることを見込んでいるという。
 
 
 
④ 課金KPI
課金KPIPCブラウザの数値になるが、ARPPUは2014年から順調に伸びており、2016年度は8,745円となっている。また課金率も同様に伸びており2016年度は約20%となっている。月商規模については、5000万~1億が10タイトル、1億以上が17タイトルとなっている。1億越えの17タイトルの特徴として挙げられるのが、PCとスマートフォンのマルチデバイス対応だと語った。
 
 
 
このPCとスマートフォンのマルチデバイス対応はDMMゲームズが一貫して推奨しているビジネスモデルとなる。具体的には、PCとスマートフォンでデータ連携を行い、ユーザーの接触機会を増やすことで、面を増やしグロスで売上を上げていく施策となる。
 
 
 
ではマルチデバイス対応をすることで本当に売上は伸びているのだろうか。ここで林氏は事例として『神姫PROJECT』の数値を公開した。『神姫PROJECT』は最初にDMMのプラットフォーム内の一般、R18、PC、SPのすべてのデバイスで展開をし、2017年4月に
DMM以外のAppStoreやGooglePlayの外部のプラットフォームに展開した。その結果、月別DAUの数値は、単純に外のプラットフォームのDAUが上積みされているという。5月には全体DAUは1.5倍増加し、売上は146%成長を遂げた。つまり、DMMプラットフォームとアプリのユーザーは重なっていないといえる。
 
 
これを踏まえてDMMゲームズは、マルチデバイス対応のひとつとして今後はスマートフォンアプリのPC展開に力を入れていく。これは例えばブースでも紹介している『DESTINY CHILD』や『陰陽師』、『テラバトル2』が挙げられる。懸念材料として上げられることの多い、PCとアプリのユーザーの重なりはほとんど影響がないとDMMゲームズは判断しているという。
 
SPアプリのPC展開のひとつとして、DMMゲームズではBlueStacksと協業してエミュレータをDMMプラットフォームに導入する。メリットとして、PC版の導入コストの削減、AndroidアプリがPCでそのまま動くためつなぎ込みが比較的楽になることが挙げられる。実装時期は11月を予定している。
 
 
 
実際にDMMゲームズでPC対応をする場合、どのような方法があるかというのをまとめたのが下記の表になる。パブリッシャー目線で考えると、導入速度はエミュレータが早いという。またユーザー体験はアプリ本来の性能を発揮するという観点からいうと、実行ファイルの再現性が高くなり、コンバージョンで考えるとWebブラウザはユーザーがすぐに起動できる。運用コストの面では、クラウドはサーバー費を考えて△にしているという。大元のアプリの特性によって向き不向きもあるので詳細は問い合わせて欲しいとのことだ。
 
 
 
さらにDMMゲームズでは、コミュニティ機能の追加やデザインの変更などのDMM GAME PLAYER V2へのアップグレード、チートなどに対してのセキュリティ診断、PC展開をするためのアドバイスや懇意にしている会社の紹介などの導入支援も行っている。
また多言語対応も行っている。具体的には主に日本国内に住んでいる外国籍の方に向けてDMMゲームズのトップページの英語や簡体字、繁体字など言語を任意で選べるような多言語の対応を進めていて、年内には対応予定という。このような多言語対応を含めたグローバル展開も今後は進めていくという。
 
 
 
ではグローバル展開は具体的にどのようなことを進めていくのか。林氏はライセンスインとPFへの誘致、ライセンスアウト、協業の3つを挙げた。ライセンスインはグローバルのヒットタイトルをパブリッシャーとしてDMMへ誘致する、『DESTINY CHILD』『陰陽師』などの海外のパブリッシャーのタイトルをPC版のDMMプラットフォームに誘致するために情報提供やプロモーションの支援を行う。ライセンスアウトは『一血卍傑』などDMMゲームズで保有しているタイトルを海外市場に渡していく、協業は例えばDMMゲームズがIPや企画を考えて中華圏のパートナーが開発運営を行うなどの役割で日本と中国で同時リリースをして、さらにアニメも展開するようなことを考えているという。また海外からの問い合わせに対応するため窓口も多言語したとのことだ。
 
 
 
最後に林氏はTGSのブースで紹介しているタイトルやプロダクトをみてもどんどん進化を遂げており、DMMゲームズは止まることが許されないので、常に進化できるサービスをスタッフ一同邁進して提供していきたいと語り発表を終えた。



 
(取材 森山晃義)


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