デジタルガレージとNTTデータ、O2Oプラットフォームを手がけるアイリッジに出資

デジタルガレージ<4819>とNTTデータ<9613>は、スマートフォンを利用した位置情報連動型の情報配信プラットフォームを手がけるアイリッジに出資したことを明らかにした。出資金額は非公開。 アイリッジは、スマートフォンのユーザーを対象とした、集客/販売促進向けの情報配信ソリューション「popinfo」を提供している。配信した情報は、スマートフォンの待ち受け画面にポップアップ表示されるため、電子メールなどに比べて認知されやすい。GPSやWi-Fiを通じて取得したユーザーの位置情報と連動した配信ができるため、店から一定範囲内のユーザーに向けてセール情報を通知することもできる。 今後、デジタルガレージとNTTデータ、NTTデータの子会社NTTデータ経営研究所はそれぞれが保有するノウハウと、アイリッジの情報配信プラットフォームを組み合わせたO2O(Online to Offline)ソリューションを構築し、小売事業者を中心とした顧客企業に提供する。 今回の取り組みに向け、デジタルガレージは、強みとする商品のセールスプロモーションとマーケティングのノウハウや、広告配信プラットフォーム、決済ソリューションなどを提供する。NTTデータとNTTデータ経営研究所は、ECソリューション、ソーシャルメディアやビッグデータを活用したソリューションと、これらを活用するためのコンサルティングノウハウなどを提供する予定。将来的には海外市場でのサービス提供も視野に入れているという。