エイチアイと韓国OBIGO、日本国内でのHTML5ブラウザー事業で協業

エイチアイ<3846>は、本日(4月26日)、組み込みソフトの開発・販売を行う韓国OBIGOと、日本市場に向けてOBIGOのブラウザ関連製品や関連サービスの開発・販売に関する共同協約(MOU)を締結したと発表した。 今回の契約締結により、エイチアイとOBIGOは、OBIGOの手がけるHTML5ブラウザの最新技術を、日本国内の通信事業者だけでなく、デジタル情報家電、車載器機器など広範囲な産業サービスへ提供していく、としている。 「HTML5」は、Wスマートフォンやデジタル家電など、様々なデバイスのアプリ開発プラットフォームになり得ることから大きな注目を集めているという。 両社の社長のコメントは以下のとおり。 OBIGOのCEO 黄 度淵氏 「組込み機器業界で幅広いパートナーを持ち、組込み環境でのさまざまなアプリケーション開発の実績とノウハウを持つエイチアイと協業できることを、大変うれしく思います。2011年のCES(*1)とMWC(*2)でも話題となり、現在日本でも注目されているスマートTV(*3)向けサービスやWACソリューション(*4)サービスなどの提供とともに、専門性が高く開発が難しいとされているブラウザーサービスの日本市場への普及に貢献するべく、エイチアイと協力して積極的に提案していきたいと考えております」 エイチアイの代表取締役社長兼CEO 川端一生氏 「ブラウザー技術に精通し、いち早くHTML5ブラウザー開発に取り組んでいるオビゴとパートナーになれたことを大変心強く思います。本契約によりWebサービス分野を強化し、将来的には自社の3D技術とWebGL(*5)を融合した次世代GUIなどを市場に提案していきたいと考えております」