アイフリークHD、海外子会社に不明朗な取引…有報提出遅延、監理銘柄に【追記】

アイフリークホールディングス<3845>は、本日(6月27日)、海外子会社で不明朗な資金の流れがあり、事実関係の調査を行うと発表した。これに伴い、金商法に定める提出期限までに、2013年3月期の有価証券報告書が提出できないことも明らかにした。 同社によると、あずさ監査法人より、2013年4月以降、シンガポール子会社I-Freek Asia Pacific PTE. Ltd.において、同社取締役が関与したと思われる不明瞭な資金の流れがあり、取締役会と監査役会に6月21日付で質問書の提示を受けたとのこと。不明瞭な取引に関する事実関係の調査と各証憑の提出を求められており、現在、同社で調査を行っているという。 あずさ監査法人からは2013年3月期の計算書類については無限定適正意見を付した監査報告書が提出されたものの、監査報告書提出後に今回の問題が発生したため、計算書類への影響が判明しないため、有価証券報告書は金商法の提出期限までに提出できない見込み。有価証券報告書は7月31日までに提出する、としている。 また、6月27日に行われる株主総会では、全ての報告事項と全ての決議事項について、延会で審議続行とする予定。開催される株主総会では延会の日程を決定する。 なお、これを受けて、大阪証券取引所は、本日付けで、アイフリークHD株式を監理銘柄(確認中)に指定した。同社株は売りが殺到し、ストップ安となっている。     【追記】 株主総会延会の日程については、延会の日時・場所を定めず、議長である代表取締役会長兼社長の永田万里子氏に一任することで決議したとのこと。日時や場所が決定次第、再度発表する、としている。