【海外アプリ研究】vol.06 Emoji Pop

アプリデベロッパー向けの海外アプリ研究記事第六弾。超有名アプリを除いて海外でDL数や売上の多いアプリって何だろう?といった時に実際に情報があまりないな、ということで独自で調査をしています。海外でウケているアプリはどんなものか紐解いてみたいなと。今回は「絵文字」を使ったクイズゲームの「Emoji Pop」を取り上げます。   1.アプリ概要 ・アプリ名: Emoji Pop ・デベロッパー名: 6waves (GooglePlay)  Gamoji Limited (Appstore) ※香港のデベロッパー ・OS: Android/iOS ・インストール数(GooglePlay): 500,000 - 1,000,000 ・評価数(GooglePlay): 6,012 ・評価(GooglePlay): 4.5 ・Android版 https://play.google.com/store/apps/details?id=com.sixwaves.emojipop ・iOS版 https://itunes.apple.com/jp/app/emoji-pop/id623168355?mt=8 ※上記2013年7月1日時点   2.コンテンツ概要 複数の絵文字の組み合わせから連想されるキーワードを回答するクイズアプリ。Facebookアプリも展開しており、モバイルの新規アプリDLを促進するような展開が見受けられました。     3.米の売上ゲームランキング(2013年6月に最もランキング上昇) 2013年5月2日と最近リリースされたアプリで、6月11日のトップセールスランキング61位が最高位。無料総合でも最高5位と上位に食い込んでいます。 (AppDB参照:http://appdb.lab.applica.jp/   4.ゲーム内容 上部に絵文字、下部にアルファベットが配置してあり、絵文字の並びから連想されるキーワードに関してアルファベットを順にタップする方法で回答します。     5.Facebookアプリ モバイルアプリと同様の問題を、PCのFacebookアプリでもチャレンジ可能。     6.モバイルとFacebookの連携 モバイルアプリから問題をFacebookへシェアした際、自分のタイムライン上に問題が表示され、Facebookの友達も同じ問題をPC上で挑戦可能。またFacebookアプリから、モバイルアプリのDLを促す展開もあり、デバイスを跨ったユーザー循環の仕組みが出来ています。   7.課金ポイント       8.広告設置箇所 自社広告も含めて、広告は一切ありません。   9.所感 絵文字をコミュニケーションツールとしてではなく、ゲームとして利用した点は新しい展開でした。絵文字に慣れているユーザーであれば、こちらのゲームアプリへのアクションも期待出来るのかと思います。Facebookアプリからモバイルアプリの新規DLを促す施策は日本ではあまり見かけませんが、プロモーションのチャネルとして非常に効果的ではないかと感じました。   ※海外アプリ研究スライド版はこちら:http://www.slideshare.net/TomoharuFukushima   ■筆者: 福島智晴(ふくしまともはる) アプリ・Webデベロッパーの収益支援事業を行う、ライヴエイド株式会社General Manager。 ネット広告代理店、アプリ開発事業、アドネットワーク事業の経験から、広告マネタイズを中心にデベロッパーの収益拡大サービスを構築。2013年6月に全面型アドネットワークAID(エイド)をリリース。 ・全面型アドネットワークAID(エイド): http://www.aid-ad.jp/ ・ライヴエイド株式会社公式WEB: http://www.facebook.com/LIVEAID.inc ・Facebookアカウント:http://www.facebook.com/tomoharu.fukushima