KADOKAWA、第1四半期は2ケタ減収減益…シネコン事業売却と書籍の期ズレで

KADOKAWA<9477>は、本日(7月25日)、第1四半期(4~6月期)の連結決算を発表し、売上高357億7500万円(前年同期比10.6%減)、営業利益19億4100万円(同18.6%減)、経常利益23億1000万円(同14.9%減)、四半期純利益10億3100万円(同13.9%減)となった。2桁の減収減益となる。       当サイトの取材に対し、同社では、減収減益となった要因について、「今年3月にシネコン事業を手がける角川シネプレックスをユナイテッド・エターテインメント・ホールディングスに譲渡したことをことが主な要因」とコメントした。 また、主力事業の書籍事業も若干の減収となったが、これについては第1四半期の刊行予定だった作品が次の四半期にずれ込んだとのこと。第2四半期以降の展開で十分、取り戻せると見ているという。 なお、売上貢献作品は以下のとおり。 (1)単行本 「高校入試」湊かなえ(角川書店) 「続・世界のなめこ図鑑」(エンターブレイン) 「なるだけ医者に頼らず生きるために私が実践している100の習慣」五木寛之(中経出版) 「大泉エッセイ 〜僕が綴った16年」大泉洋(メディアファクトリー) (2)文庫 「県庁おもてなし課」有川浩、「あんじゅう 三島屋変調百物語事続」宮部みゆき(角川書店) (3)ライトノベル 「ソードアート・オンライン」川原礫、「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」伏見つかさ(アスキー・メディアワ ークス) 「カゲロウデイズ」じん(自然の敵P)(エンターブレイン) (4)コミックス 「デッドマン・ワンダーランド」片岡人生/近藤一馬(角川書店) 「テルマエ・ロマエ」ヤマザキマリ、「坂本ですが?」佐野菜見(エンターブレイン) 「となりの関くん」森繁拓真(メディアファクトリー) (5)劇場映画 「ライジング・ドラゴン」「劇場版 STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ」(角川書店) (6)DVD,Blu-ray 「トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part2」「デート・ア・ライブ」(角川書店) 「鍵泥棒のメゾット」「さくら荘のペットな彼女」(メディアファクトリー) (7)ゲーム PSP「境界線のホライゾンPORTABLE」(アスキー・メディアワークス) PSVita「フォトカノKiss」(エンターブレイン)