高いゲーム性と手軽さを併せ持つ骨太ディフェンスゲーム ジー・モード『99の破界神 D』のプレイレポート

今回は、モバイルゲームの老舗ジー・モードが贈るiOS向けディフェンスゲーム『99の破界神 D』を取り上げておこう。『99の破界神』といえば、モバイルソーシャルゲームとして一世を風靡したタイトルだが、その世界観をベースに新しいゲーム性を取り入れた骨太なディフェンスゲームに仕上げている。

ゲームの舞台は、仇をなす破界神が降臨する「ヴァルミル帝国」。プレイヤーは、手持ちのユニットを駆使して、破界神の討伐を目指していく。「シェーラ共和国」、「ルリア王国」と舞台を移していくようだ。

ゲームの流れは、マップ上からステージを選択し、攻略したら、ユニットの強化・編成を行いつつ、マップを解放させて新しいステージに挑んでいく、という流れとなっている。



マップ上のステージに挑むには「迎撃ポイント」を消費する必要がある。ステージには、破界神が画面右側に出現し、画面左側の城壁に向かって進んでくる。プレイヤーは、手持ちのユニットの住む家をフィールド上に配置し、タップすると出現するユニットを駆使して破界神を迎撃していく。



見事、破界神の体力を0にすれば勝利となる一方、破界神が画面左側の城壁に到達もしくはユニットの家が全て崖から落とされてしまうと戦闘不能になり、敗北となってしまう。

家の配置の仕方は、ユニット同士の連携や、破界神との相性がポイントになる。ユニット同士の連携で言えば、火がつくと爆発するどんぐりを駆使する「フェアリーナ」と、松明で攻撃する「働き小人」が一緒に戦うと相乗効果が生まれるとのことだ(下の画面の中央下部にある火の付いた物体が相乗効果で生まれたものだ)。



破界神との相性については、なかには空を飛んでいる破界神が登場することもある。真上の攻撃を得意とする「ドワーフ」を投入することで有利に進める。ユニットの家を積み重ねて配置して高さを確保することもポイントになりそうだ。

家の積み重ねについては、投入ユニットの上限である5つまで積み重ねることができる。ただし積み上げると迫ってくる破界神に倒されて、崖から落とされやすくなるので注意が必要だ(下の画像は、倒壊時に2個が崖から落ち、その後、2個落とされた状況である)。



また、迎撃するユニットは、無尽蔵に出せるわけではない。『にゃんこ大戦争』などではおなじみだが、画面左上に表示されているエナジーを消費してユニットを投入することができる。エナジーは、時間の経過とともに増加し、よりレア度が高く、強力なユニットを呼び出せる。



なお、ステージに勝利すると報酬としてコインを受け取ることができる。コインを消費して、ショップで新しいユニットを手に入れたり、同じユニット購入することで強化したりすることができる。



さらに、討伐時間の早さに応じて、「★」による評価が行われる。最大3つまで付与されるが、この数に応じて、ステージに挑む際に消費する「迎撃ポイント」が回復するようになっている。

これ以外にも、エリア解放報酬やマイページ画面から入手できる「ジュエルリンゴ」と呼ばれるアイテムをショップに支払うことで、ステージで使うエナジーの増加速度を上げたり、最大量を増やしたりするなどゲームを有利に進めることができる。ジュエルリンゴはステージで負けた時のコンテニューや、ゲーム内ポイント「コイン」との交換にも活用できる。

この「ジュエルリンゴ」は課金要素となる模様だ。現在は販売されていないが、今後、「ジュエルリンゴショップ」から購入できるという。初クリアやエリア解放の報酬として入手できるが、早く購入したいという人も少なくないだろう。



最後に、ステージがおおむね2分程度で終わるように設計されており、手軽に遊べる点が魅力といえよう。例えば、電車での通勤やちょっとした待ち時間などに遊ぶことができる。もちろん、自宅などでは、じっくりと腰を据えて遊ぶことも可能だろう。

とはいえ、漫然と取り組むとクリアすることが難しい、高いゲーム性を持ったタイトルでもある。前述のユニット連携だけでなく、敵味方関係なく攻撃するキャラを使って、足の遅いキャラクターを飛ばして移動速度を上げるなど、それなりの戦略性も要求される。今後活躍が期待できるディフェンスゲームである。



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2006年6月
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