ドリコム、第3四半期は3.97億円の経常赤字…ネイティブアプリへの移行期で費用先行に【速報】

ドリコム<3793>は、本日(1月30日)、第3四半期(2013年4~12月期)の決算を発表した。売上高52億6000万円(前年同期比17.1%減)、営業損益3億8100万円の赤字(前年同期3億6800万円の黒字)、経常損益3億9700万円の赤字(同3億6300万円の黒字)、四半期純損益2億4500万円の赤字(同1億1500万円の黒字)だった。

 


主力のソーシャルゲーム事業でブラウザゲームからネイティブアプリへの移行を進めていることもあり、費用が先行する形となった。セグメント別の状況は以下のとおり。

(1)ソーシャルゲームなどを提供するエンタメウェブは、売上高48億4300万円(前年同期比16.0%減)、セグメント損益2億0300万円の赤字(同4億9300万円の黒字)だった。「ちょこっとファーム」や「陰陽師」、「ビックリマン」などが底堅く推移したが、その他の既存タイトルが軟調だった。同社では、ネイティブアプリの新規リリースのため、人員アンドのリソースを新規開発に重点的に配分しているとのこと。

(2)マーケティングソリューションは、売上高4億2500万円(同30.8%減)、セグメント損益1億7800万円の赤字だった。スマートフォン向けのリワード広告「HEATAPP REWARD」の提供を開始した。寿長にサービス提供が進んでいるものの、一部媒体の取り扱いを第2四半期で取りやめた影響で減収となった。

なお、第3四半期(10~12月期)の業績は、売上高17億1300万円、営業損益9100万円の赤字、経常損益9700万円の赤字、四半期純損益6300万円の赤字だった。

 
【四半期別売上高・営業利益の推移(億円)】


■2014年3月期の見通し

2014年3月期は、売上高75億円(前期比11.7%増)、営業損益3億円の赤字(前期4億7400万円の黒字)、経常損益3億円の赤字(同4億6500万円の黒字)、当期純損益2億円の赤字(同1億2700万円の黒字)を見込む。

 


詳細については、後日、決算説明会レポートで報告する。『フルボッコヒーローズ』をはじめ、『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストシューターズ』や『ONE PIECE トレジャークルーズ』、「ノブナガ・ザ・フール」を題材にしたスマートフォン ゲームなど話題作が目白押しであり、足元の状況や開発状況に関する情報が注目される。
株式会社ドリコム
http://www.drecom.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ドリコム
設立
2001年11月
代表者
代表取締役社長 内藤 裕紀
決算期
3月
直近業績
売上高108億円、営業利益22億8100万円、経常利益21億9200万円、最終利益11億5900万円(2023年3月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3793
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