ベトナム発カジュアルゲームが米国App Storeランキングを席巻！…無料ランキング上位10タイトルに全アプリがランクイン

 

大人気『Flappy Bird』が、米国をはじめとした全世界約90か国で1位

まず、『Flappy Bird』をみてみよう。『Flappy Bird』は、2013年5月に1.0.0をリリース、9月に1.1.0をリリースしており、12月まではランキング圏外にいたものの、12月27日にゲームアプリの”家族”カテゴリで26位にランクインして以来、徐々に頭角を見せ始める。そして、それ以降順調に右肩上がりで順位を上げていき、今年（2014年）1月17日より無料ランキング1位にランクイン。
 
2月3日現在も無料ランキング1位の座を維持しており、1月17日より、同アプリの無料ランキング推移のグラフは綺麗な直線をたどっている。また、『Flappy Bird』は、2月3日現在、米国をはじめとした全世界89か国で無料ランキング1位を獲得している。
   
さらに、米国のApp Storeのレビューの件数は、2月3日現在、2013年9月にリリースした最新版1.0.1のレビューが352910件、そのうち5.0の評価をしているレビューは201834件で、全体の約57%を占めている。2013年5月から約4か月間リリースしていた1.0.0のレビューが38件であったことから、最近の『Flappy Bird』の人気の高さを伺える。
 
なお、『Flappy Bird』の開発者である.GEARS のDong Nguyen氏によると、『Flappy Bird』は、元々は『Fla Flap』というアプリ名であったが、『Flappy Bird』に名称変更した、とのこと。（参照：Dong Nguyen氏の2月1日のツイート）
 
Dong Nguyen氏によれば、『Flappy Bird』は、iOS、Android、AndEngineのフレームワークを採用しており、開発期間はわずか数日だそうだ。（参照：Dong Nguyen氏の1月31日のツイート）
 

 

『Super Ball Juggling』は、大人気『Flappy Bird』にも迫る勢い

次に、『Super Ball Juggling』をみてみると、2013年11月に1.0.0をリリース以後、ランキング圏外にいたものの、今年（2014年）に入ってから徐々に順位を上げていき、1月24日にゲームアプリの”スポーツ”カテゴリで8位、”家族”カテゴリで21位にランクイン。『Flappy Bird』が無料ランキング1位を獲得してからわずか1週間後での快挙だ。
 
その後、『Super Ball Juggling』は、1月30日より、米国無料ランキングで『Flappy Bird』に次いで2位。2月3日現在も2位に位置づけている。これは、絶好調な『Flappy Bird』と同じゲームスタジオによる開発で、『Flappy Bird』と同様のシンプルなゲーム性、絶妙なゲームバランス、8ビットのレトロな世界観が功を評した、ことによるものと考えられる。
   
なお『Super Ball Juggling』は、2月3日現在、米国をはじめとした全世界5か国で無料ランキング5位以内にランクインしている。


 

.GEARSのiOSアプリ第1作の『Shuriken Block』も健闘

最後に、『Shuriken Block』をみてみよう。『Shuriken Block』は、2013年4月に1.0.0をリリース以後、ランキング圏外にいたものの、今年（2014年）に入ってから徐々に順位を上げていき、1月28日にゲームアプリの”アーケード”カテゴリで15位、”アクション”カテゴリで19位にランクイン。『Shuriken Block』も『Super Ball Juggling』と同様に、『Flappy Bird』の相乗効果によってランクインした、と考えられる。
   
なお、『Shuriken Block』は、米国をはじめとした全世界2か国で無料ランキング10位以内にランクインしている。
 

 
今後益々.GEARSが、”シンプルなゲーム性”、”絶妙なゲームバランス”、”8ビットなレトロな世界観”をもって、全世界のモバイルゲームアプリ市場に新しい風を巻き起こしていくことに期待だ。
 
 

 
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