アプリマーケティング研究(2) 最近流行の事前予約サービスを比較してみた(iOS編)

先週のアプリマーケティングではAndroidの事前予約サービスを紹介したが(参照)、今週はiOS版の予約サービスについて紹介したい。Android版との大きな違いとしては、AppStoreのランキングロジックを考慮すると事前予約者のインストールのみではランキング上位に行くことは難しくブースト効果は得られにくいという点になるだろう。

またシリアルコードによるインセンティブ付与のかたちはAppleの見解だと「グレーゾーン」と言われており、Appleからのリジェクトを恐れて対応していないパブリッシャーも多く見受けられる。今後のAppleの動向にも注意が必要だろう。

先週のAndroidに続き、今週はiOSの主な有償の事前予約サービスを案件の獲得数などから比較してみた。先週の記事とあわせてプロモーション出稿の際はぜひ参考にしてほしい。










各事前予約サービスについて触れておくと、 「予約トップ10」は事前予約に特化したサービスであり、 「Lobi」は多くの人気ゲームアプリと連携しているグループチャットアプリ内での事前予約サービス機能などその背景は様々となる。また各サービスによって集客方法も分かれていることを考えると、各サービスにはユーザ数や属性に大きな違いがある。

今回、『天空のクラフトフリート』(Klab)と『【円谷プロ】ウルトラマン 大決戦!ウルトラユニバース』(e-Dragon Power)の二つのアプリを取り上げて各サービスの予約数を比較したが、各サービスのユーザ属性の違いを考えると予約タイトルによって獲得予約数が変わってくることも想定できるだろう。

上記のような部分も踏まえて、今後事前予約サービスの情報は対象となる比較タイトルも随時更新して定期的に掲載を行っていく予定です。事前予約サービスの予約獲得数から各サービスのユーザ属性も見えてくると思うので、事前予約サービスへの出稿検討の際にはぜひ参考にしてほしい。

(※)市場の拡大ととともにアプリのリリース数が増加したことで、今回の事前予約のようなリリース前からの集客施策だけでなく、サービス開始後のプロモーションも含めたプロモーション戦略を考えることもアプリが成功する重要な要素となっています。記事の内容に関するご意見・ご質問あるいは、集客プランに関するご相談がございましたら、こちらhttp://www.appbroadcast.jp/info#!info/ccft)からご気軽にお問い合わせください。




■執筆者紹介

森山 晃義

国内初のネイティブソーシャルゲームに特化した集客スタジオ、株式会社AppBroadCast 事業戦略室 室長。モバイル広告の黎明期からモバイル広告業務に携わる。プラットフォーム系SAPのプロモーションマネージャーを経て、ネイティブアプリのデベロッパーではGoogleトップデベロッパーの認定に尽力。2013年8月より現職にてゲーム集客戦略の支援を手掛ける。