タカラトミー、2011年3月期は減収減益-定番玩具が堅調もゲーム卸などが不振

タカラトミー<7867>が5月12日に発表した2011年3月期の連結業績は、売上高1594億円(前期比10.8%減)、営業利益103億円(同1.2%減)、経常利益101億円(同2.3%減)、当期純利益89億円(同0.5%減)だった。 同社では、海外展開が本格化している現代版ベーゴマのメタルファイト ベイブレードやトミカ、リカちゃんなどの定番商品は順調に推移したものの、子会社のテレビゲーム卸の取扱量減少やアパレル事業の販売不振などが影響した、としている。 このほか、特別損失として、固定資産売却損や投資有価証券評価損、事業構造改善費用など合計21億円の特別損失を計上した。 2012年3月期の見通しについては、東日本大震災による個人消費や経済情勢の影響や、完全子会社化したRC2 Corporationの影響がまとまり次第、開示する、としている。