​【Distimo調査】日本のカジノゲーム市場は前年比1.6倍増 Google Play経由の売上が伸びる

調査会社Distimoは、4月9日、公式ブログで、iOS・Androidカジノゲームの調査結果を発表した。カジノゲームには、『スロットマニア』のようなスロットゲーム、パチスロゲームの他に、『Zynga ポーカー』のようなカードゲーム、『LINE DOZER』のようなコイン落としゲームなどが分類される。

今回は、同社が4月2日に公開したカジノゲームのパブリッシャー別売上調査結果(関連サイト1)、4月9日に公開したカジノゲームアプリの売上調査結果(関連サイト2)の続編で、よりマクロな視点からカジノゲーム市場を俯瞰した調査結果だ。以下、同調査の対象は、2013年1月〜12月まででApp StoreとGoogle Playのアプリストアの売上をもとにしている。
 
まず、2014年2月時点で、App Storeの売上をみると、iPhoneでは全カテゴリのうち7%、iPadでは14%がカジノカテゴリのゲームによるものであった。


一方、Google Playの売上をみると、全カテゴリのうち10%がカード・カジノカテゴリのゲームによるものであった。


また、App Storeのカジノカテゴリ、Google Playのカード・カジノカテゴリで、各国における2013年12月のカジノゲーム市場規模の成長率を2012年12月対比(以下、前年比)でみると、最も市場の成長が著しかったのは日本で前年比1.61倍増。それに続いて、韓国が前年比1.49倍増、ロシアが前年比1.39倍増、カナダが1.32倍増、中国が1.15倍増となった。



さらに、2013年のカジノゲーム売上の内訳をプラットフォーム別にみると、売上ランキング1位のアメリカ、2位のオーストラリア、3位のカナダ、5位のイギリスは、App Store経由での売上が多い結果となった。特に、アメリカ、カナダでは、iPad経由での売上が目立った。一方、日本はGoogle Play経由、中国はApp Storeの中でもiPhone経由での売上が多かった。また、同調査によれば、韓国は、Google Play経由の売上のみ、とのこと。

 

なお、App Storeのカジノカテゴリで、2013年のカジノゲーム売上国別ランキング上位10か国をみると、売上1位は断トツでアメリカ。それに続き、オーストラリア、カナダ、日本、イギリスがランクインした。国別売上ランキング上位5か国をみると、日本を除いて4か国が英語圏となった。また、アジアでみると、日本と中国が上位10か国にランクインする結果となった。

 
 
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