【ゲーム株概況】方向感乏しくゲーム関連株も売り優勢…1部上場のコロプラは軟調、クルーズ、マーベラス、ボルテージが高い

4月22日の東京株式市場では、決算発表シーズンを控え手がかり材料に乏しいうえ、為替が円高に推移したこともあり、全体的に売り優勢となった。ゲーム関連株についても同様に、株価を下げる銘柄が目立った。

クルーズ<2138>が145円高の4370円と反発。後場の途中まで軟調に推移していたが、14時前に買いが入り、プラスに転じた。目立った材料は観測されていないものの、ショートカバーが入ったのではないかとの観測もあった。『モンスターエッグアイランド』は売上ランキング30位で安定的に推移している。

また、全体相場が下げる中、マーベラスAQL<7844>がしっかり。スマートフォン用オンラインRPG『剣と魔法のログレス いにしえの女神』がGoogle Play売上ランキングで過去最高の18位となったことに加え、App Storeでも売上ランキングでもトップ10入りするなど好調だったことが好感された（関連記事1、関連記事2）。ただ、売上の伸びた主要因として、「魔晶石のセール」が大きいと見られているが、セール終了後の反動を懸念する向きもあり、今後の施策に注目が集まっている。

ボルテージ<3639>もこじっかり。同社は、4月21日、サスペンスドラマアプリ最新作として『新・生存率0％! 地下鉄からの脱出』をリリースしたことが材料となった模様。このほか、株式分割を発表したディー・エル・イー<3686>が14％を超える大幅上昇となった。

なお、コロプラ<3668>は前日比125円安の2552円となった。この日、東証マザーズから東証1部に市場変更となったものの、朝方から売り優勢となった。公募増資の受け渡し日は本日で、その打ち返しが出た模様。とりわけ、午前中の株価は発行価格の2572円を上回っていたことから利益確定売りが出やすかったという。

銘柄名	コード	現在値	前日比	前日比率
クルーズ	2138	4,370	145	3.43%
サイバーエージェント	4751	3,925	95	2.48%
ボルテージ	3639	1,558	19	1.23%
マーベラスＡＱＬ	7844	705	6	0.86%
日本ファルコム	3723	837	0	0.00%
コーエーテクモＨＤ	3635	1,243	-6	-0.48%
ガーラ	4777	172	-1	-0.58%
セガサミーホールディングス	6460	2,166	-21	-0.96%
オルトプラス	3672	1,503	-16	-1.05%
スクウェア・エニックス・ＨＤ	9684	1,730	-25	-1.42%
コナミ	9766	2,300	-37	-1.58%
ネクソン	3659	822	-14	-1.67%
グリー	3632	997	-17	-1.68%
任天堂	7974	11,055	-195	-1.73%
ディー・エヌ・エー	2432	1,787	-34	-1.87%
カプコン	9697	1,711	-34	-1.95%
アクセルマーク	3624	682	-18	-2.57%
ミクシィ	2121	6,040	-160	-2.58%
ＧＭＯインターネット	9449	864	-23	-2.59%
バンダイナムコＨＬＤＧＳ	7832	2,174	-60	-2.69%
ＫＬａｂ	3656	594	-18	-2.94%
ドリコム	3793	2,593	-82	-3.07%
ケイブ	3760	1,771	-62	-3.38%
アエリア	3758	1,444	-52	-3.48%
エイチーム	3662	4,825	-195	-3.88%
ｅｎｉｓｈ	3667	1,690	-70	-3.98%
ガンホー・オンライン・エンター	3765	555	-23	-3.98%
日本一ソフトウェア	3851	665	-32	-4.59%
コロプラ	3668	2,552	-125	-4.67%
モブキャスト	3664	822	-45	-5.19%