米国Zynga、第1四半期はQonQで減収・赤字幅縮小…71億円の営業赤字に。モバイルのユーザー数伸びる

米国Zynga<NASDAQ:ZNGA>は、4月23日、2014年第1四半期(1~3月期)の決算を発表し、売上高は前四半期比(2013年10~12月期)に比べて5%減の1億6800万ドル(約171億円)、営業損益は7000万ドルの赤字(約71億円の赤字、前四半期2700万ドルの赤字)、最終損益は6100万ドルの赤字(約62億円の赤字、同2500万ドルの赤字)となり、前四半期に比べて減収・赤字幅拡大となった。売り上げの落ち込みに加え、管理費用やマーケティング費用、研究開発費が増加したことが要因だ。

主力のオンラインゲームの売上高は同13%減の1億32200万ドルとなった一方、広告収入が49%増の3600万ドルとなった。オンラインゲームのうち、FarmVille 2が30%、Zynga Pokerが24%、FarmVilleが10%を占めた。

 


費用面では、研究開発費が24%、マーケティング費用が20%、管理費用が37%それぞれ伸びた。これまでコスト削減を進めていたが、データセンターの閉鎖、人員削減を含むリストラ関連費用が影響した模様だ。

第1四半期のKPIについては、DAU(Daily active users)が前四半期比7%増の2800万人、MAU(Monthly active users)が同10%増の1億2300万人、MUUs(Monthly unique users)が同8%増の8600万人(NaturalMotionの数字を除く)、ABPU(Average daily bookings per average DAU)が同5%増の0.063ドルだった。

こうしたなか、『Words With Friends』や『Zynga Poker』を中心にモバイルのユーザーが伸びている。MAUでは前四半期比で11%、DAUでは10%伸びたという。これは買収したNaturalMotionを除くものであり、モバイルへの対応が進めていることを示すものといえよう。

 


なお、2014年第2四半期(4~6月期)の見通しについて、売上高が1億4000万ドル~1億6000万ドル(142億円~162億円)、最終損益が7500万ドル~6500万ドルの赤字(同76億円~66億円の赤字)になると見ているとのこと。
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