データホテルとスクエニHD、クラウドゲーム提供の共同研究を開始…日本国内での高画質ゲームインフラ提供を目指す

LINEの100％子会社でデータセンター事業を手掛けるデータホテルは6月3日、スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>が開発した新しいクラウドゲーム技術によるゲーム提供の共同研究を始めたと発表した。日本国内での高画質ゲームのインフラ提供に向けての研究となる。

データホテルは、長年のデータセンター・クラウドサービスの運用実績で得たノウハウを活かし、クラウドゲーミング分野におけるインターネットインフラへの取り組みにも注力している。一方、スクエニHDの新クラウドゲーム技術は、クラウドをユニークな構造で構築することで処理効率を向上させ、スーパーコンピューター並みのゲーム体験を可能にする技術という。

スクエニHDの同技術によるゲーム配信には、クラウドサーバ側のハードウェアやネットワーク、運営ノウハウが必須となる。データホテルでは本格的なクラウドゲーム配信時代の到来を見据え、スクエニHDのインフラパートナーとして、ゲーム配信に最適なインフラ環境の共同研究を開始した。新クラウドゲーム技術によるパブリックインターネット上での配信検証は世界初という。

スクエニHDの社長付技術企画担当の岩崎哲史氏のコメントは以下の通り。

「ゲームアプリケーションには様々な種類があり、配信や運用ノウハウもタイトルおよび種類ごとに大きく異なります。データホテル様は、これまで多くの ゲーム会社のオンラインタイトルやサービスインフラの運用実績を持たれています。今後、データホテル様の運用ノウハウと弊社の技術が融合することで、ゲー ム分野において競争力の高いクラウドシステムの提供が可能になると考えています」