東証マザーズに新規上場したイグニス<3689>株式の初値は、公開価格1900円の4.4倍にあたる8400円だった。上場した7月15日は買い注文が殺到し売買は成立しなかった。売買成立後、一時8720円まで買われる場面があったものの、いわゆる短期的な過熱感に加え、公募組の利益確定とみられる売りに押され、この日は7900円で取引を終えた。同社は、スマートフォンやタブレット端末向けのネイティブアプリサービスやゲーム事業を手がけ、パンダキャラ「だーぱん」を用いたカジュアルゲームやツール系アプリ、そしてスマートフォン向けソーシャルゲーム『メルティメイデン2』などを提供している。これまでのスマートフォン・ソーシャルゲームの会社と異なる収益構造・強みを持っている点が注目されている模様だ。
なお、終値ベースでの時価総額は462億円だった。同業他社の時価総額を見ると、ガンホーが7177億円、コロプラが3526億円、ミクシィが3145億円、エイチームが655億円、KLabが518億円、クルーズが498億円、ドリコムが324億円などとなっている。
■スマホ・ソーシャルゲーム関連企業の時価総額
| ガンホーOE<3765> | 7177億円 |
| コロプラ<3668> | 3526億円 |
| ミクシィ<2121> | 3145億円 |
| エイチーム<3662> | 655億円 |
| KLab<3656> | 518億円 |
| クルーズ<2138> | 498億円 |
| イグニス<3689> | 462億円 |
| ドリコム<3793> | 324億円 |
| オルトプラス<3672> | 114億円 |
| enish<3667> | 111億円 |
| モブキャスト<3664> | 113億円 |
| ボルテージ<3639> | 70億円 |
| アクセルマーク<3624> | 46億円 |
