Zynga、第3四半期は増収・赤字幅縮小…新作Hit it Rich!が寄与も販促費や研究開発費が圧迫

米国Zynga<NASDAQ:ZNGA>は、11月6日、第3四半期(7~9月期)の決算を発表し、売上高は前四半期比(4~6月期)に比べて15%増の1億7700万ドル(202億円)、営業損益は5900万ドルの赤字(67億円の赤字)となり、前四半期の6600万ドルの赤字から縮小した。最終損益は5700万ドル(65億円の赤字)となり、前四半期の6300万ドルの赤字から縮小した。先行指標として利用される受注額(Booking)は同0.2%増の1億7500万ドルだった。

主力のオンラインゲームの売上高は、新作Hit it Rich!が収益に貢献したことで同6%増の1億4000万ドルと伸びたほか、広告収入も同67%増の3700万ドルとなった。オンラインゲームのうち、FarmVille 2が27%、Zynga Pokerが22%、Hit it Rich!が12%を占めた。研究開発費やマーケティングコストが収益を圧迫した。

 


なお、第3四半期のKPIについては、DAU(Daily active users)が前四半期比9%減の2600万人、MAU(Monthly active users)が同14%減の1億1200万人、MUUs(Monthly unique users)が同13%減の7700万人(NaturalMotionの数字を除く)、ABPU(Average daily bookings per average DAU)が同8%増の0.067ドルだった。

 


なお、第4四半期の見通しは、売上高が1億7000万ドル~2億ドル、最終損益が5100万ドルの赤字~3400万ドルの赤字となっている。また受注額は、1億8300万ドル~2億1300万ドルとなる見込み。
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