CRI、2Dデザイナーでも手軽に3DCGを扱えるグラフィックスミドルウェア「CRI LiveAct」を発表。本日開催のET2014でデモ披露


CRI・ミドルウェア<3698>は、グラフィックス向けの新たなCRIWARE(シーアールアイウェア)、「CRI LiveAct(シーアールアイ・ライブアクト)」を発表した。

「CRI LiveAct」は、インタラクティブな 3D グラフィックス(以下、3DCG)コンテンツ制作を手軽に実現する、デザイナー主導型ハイブリッド 3D(2D/3DCG ミックス)コンテンツ制作向けグラフィックスミドルウェア。CRIは、2014年11月19日~21日にパシフィコ横浜で開催される組込み総合技術展「ET2014(Embedded Technology 2014)」に出展し、「CRI LiveAct」のデモを披露。

「CRI LiveAct」は、3DCG を使ったインタラクティブコンテンツの制作・編集を、複雑なプログラミングなしで、ツール上で実現するミドルウェア。アドビ システムズ社の2D映像編集用ツール「Adobe After Effects(以下、After Effects)」に対応しており、3DCGの専門知識を持たない2Dデザイナーでも2Dデータと同じ操作感覚で、2Dと3DCGをミックスしたコンテンツ制作・編集を行えるのが特長。

静止画やムービーとは違う、ユーザーの操作や選択に応じて変化するインタラクティブな 3DCG コンテンツが手軽に制作できる。3Dグラフィックスエンジン不要で 3DCG コンテンツを表示することが可能なため、これまで処理負荷の問題で3DCGを扱えなかった機器でも3DCGコンテンツやUIを展開できる。

 

【CRI LiveAct の特長】


(1) After Effects 上で 3DCG データ調整
Autodesk 社の 3DCG ツール「Maya」や「3ds Max」で制作した 3DCG データを After Effects にインポートすることで、After Effects 上で 3DCG データを扱うことができるようになります。2Dコンテンツ演出制作と同じ操作感覚で 3DCGデータ調整が可能になり、3DCGの専門知識を持たない2Dデザイナーでも3DCGモデルを制御することができる。

また、プレビュー画面でリアルタイムに完成形を確認しながら作業ができるため、逐一レンダリングして編集結果を確認する必要がなく、制作時間の大幅な短縮を実現。

(2) OpenGL でのプログラミングなしでインタラクティブな 3DCG コンテンツを実現
OpenGL などの描画 API を介さずにインタラクティブな 3DCG コンテンツを表示することができるため、複雑なプログラミングの工数を大幅に削減。

(3) 動作が軽く様々な機器に 3DCG コンテンツを実装可能
データやレンダリングの最適化処理により動作が軽く、様々な機器に 3DCG コンテンツを実装することができる。



【CRI LiveAct の活用例】
・アミューズメント機器向けコンテンツでの 3DCG 演出(アニメーション、シーン切り替え時の効果など)
・スマートフォンゲームでのリアルタイム 3DCG ムービー
・スマートフォン向けキャラクター画像での画面効果(時刻や天気などのパラメータによって変化する演出など)
・CG アニメーション作品の制作支援(キャラクターの振り付けなど)
・バーチャルスタジオでのリアルタイム 3DCG 演出操作
・3DCG を使った次世代 UI 

「CRI LiveAct」製品紹介 WEB ページ

「CRI LiveAct」に関するお問い合わせ

 

■「ET2014 組込み総合技術展」で CRI LiveAct デモを披露


CRIは「ET2014」に出展し、CRIブースにて「CRI LiveAct」のデモの展示を行う。また、オープンステージプレゼンテーションにてダンス演出デモ制作を事例に「CRI LiveAct」の機能を紹介。

名称:Embedded Technology 2014 / 組込み総合技術展
日時:2014 年 11 月 19 日(水)~21 日(金)10:00~17:00 ※20 日(木)は 18:00 まで
会場:パシフィコ横浜
CRIブース:ベンチャービレッジ V-05 
オープンステージプレゼンテーション: 19 日(水)15:00~15:20、展示会場内メインステージ
ウェブ:http://www.cri-mw.co.jp/event/2014/et2014.html

 
株式会社CRI・ミドルウェア
http://www.cri-mw.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社CRI・ミドルウェア
設立
2001年8月
代表者
代表取締役会長 鈴木 正彦/代表取締役社長 押見 正雄
決算期
9月
直近業績
売上高28億4000万円、営業利益9700万円、経常利益1億3800万円、最終損益3億3900万円の赤字(2022年9月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3698
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