ウェブテクノロジ、『OPTPiX SpriteStudio』のアップデートを実施…スプライトアニメーション作成時・作成後の作業効率を大幅に向上

ウェブテクノロジは、12月2日、2Dスプライトアニメーションデータ作成ツール「OPTPiX SpriteStudio」の無償アップデートを公開した。今回のアップデートでは、スプライトアニメーションをより効率的に作成できる機能が搭載されたという。

またアップデートにあわせ、ゲームエンジン「Unity」の3D空間上でOPTPiXSpriteStudioの2Dのアニメーションデータを表示・制御する「SpriteStudio 5 Player for Unity」をUnity Asset Storeで公開したとのこと。


■ OPTPiX SpriteStudio Ver.5.3.5 新機能概要

1. 2Dスプライトアニメーションデータの作成作業を効率化

複数のパーツのアトリビュートの一括変更に対応。「ダメージを受けた際にキャラクターを赤く点滅させる」などアニメーション全体の表示状態を変更したり、「UIのボタンのY座標を揃える」など表示位置を揃える際に、該当するパーツをまとめて選択し、一括で数値を指定できるようになった。また、従来の絶対値入力だけではなく相対値での入力にも対応。移動するピクセル数や、回転する角度の増減値や倍数を指定するだけで簡単に処理できるようになった。




2. 作成後のアニメーションデータの修正・更新を効率化
「不要なキーの削除」の機能を追加。アニメーションデータ内の重複キーを削除し、データを最適化することでアニメーションに影響を与えることなく容量を削減することができるようになった。enishのスマートフォン用ゲームアプリ「千年の巨神」ではアニメーションデータを71.6%まで削減できたケースもあったという。また、アプリ全体で見た場合はアニメーションデータだけで25MBものデータを削減。ファイルサイズのコンパクト化に大きく寄与した。



千年の巨神公式ページ
http://www.1000kyoshin.com/



■ SpriteStudio 5 Player for Unity 概要

SpriteStudio 5 Player for Unity(以下、SS5PlayerForUnity)は、OPTPiX SpriteStudioで作成したアニメーションデータをUnity上で表示・制御するためのUnityアセット。本アセットを利用することで、OPTPiX Sprite Studioで作成した複雑な2DアニメーションデータをUnityの3D空間の中で再生可能となる。

Unityは最小限のコーディングでゲームを開発することができるが、得意とするゲームのスタイルは「3D」。2Dの演出に関する機能は用意されているものの、多関節パーツや頂点変形、キーフレーム補完を使った複雑なキャラクターアニメーションの作成は手軽に行えなかった。





​■関連サイト

SpriteStudio 5 Player for Unity

OPTPiX SpriteStudio