ヒューマンメディア、「日本と世界のメディア×コンテンツ市場データベースVol.8」を発刊…国内市場はスマホアプリの伸びにより前年に続きプラスに

ヒューマンメディアは、12月29日、毎年刊行している「日本と世界のメディア×コンテンツ市場データベースVol.8 2014」を発刊した。国内と世界16カ国のメディア・コンテンツ産業と市場をまとめたもので、2013年度統計と2014年上期の動向が掲載されており、クールジャパン戦略を企画・推進するための統計・事例のデータベースとして活用できるという。

資料の概要は以下のとおり。

世界各国市場規模ランキング

日本は、その3倍以上の市場規模を有する米国に次ぐ第2位の座を維持してきたが、2013年度、中国が12兆円を超える規模に大躍進を遂げ、第3位に転落。(図表1) 国民1人当たり消費金額でも、米、英、日の順で3位。
 



国内の市場と推移

2013年度の日本国内の「メディアを通じ販売や広告など対価を得て流通する情報」市場=コンテンツ市場は11兆9,634億円、スマホ向けアプリゲーム等の躍進で、増加に転じた昨年度に続き微増、前年比1.2%プラス。(図表2) スマホや向けアプリやオンライン分野の台頭による変化が顕著に。
 



海外での日本コンテンツの市場規模

クールジャパン戦略で期待の、海外の日本コンテンツ市場は推計1兆円強。(図表3) 9割以上がゲーム・アニメ・マンガの売上。家庭用ゲームソフト、PC向けオンラインゲーム、スマホ向けアプリゲームからなるゲームは現地出荷・サービスが多く、アニメ・マンガはライセンスにより進出。
 



国内関連市場への波及効果

コンテンツ産業の直接波及市場を、コミュニケーション、広告、キャラクター、メディアハード、ライブからなる市場とし、その総計を50兆円強と推計。日本の国内総生産の約10.9%の規模。コンテンツのみでファッション(衣料品11兆1,870億円)を上回り、波及市場は建設土木投資額48兆7,200億円を超えることが明らかになった。(図表4) コンテンツ産業は、クールジャパン戦略実現のための波及効果、コラボビジネスの開拓に大きな役割を果たしている。
 


なお、資料は、A4判合計719p(本編272P+資料編447P)、2分冊製本版+CD-R(全ての本文・図PDFデータ)となており、価格は、発売時特別セット価格で6万5000園(税別)。送料は別途550円が必要になる。



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