ウィリルモバイル、韓国に現地法人Wilm Mobile Koreaを設立 スマートフォン向けDSP「AdInte」を展開へ

ウィリルモバイルは、1月7日、韓国において現地法人Wilm Mobile Korea Co.,Ltdを設立し、同国内にてスマートフォン向けDSP「AdInte」の販売を開始し、スマートフォン近距離無線通信技術を利用した独自の通信モジュール(以下、AdInteモジュール)の展開を行っていくことを発表した。

今後、成長が見込まれる同国内のスマートフォン広告市場に対して、ウィリルモバイルが持つカテゴリーマッチ(プラス)を中心に、オーディエンスターゲティング、リターゲティングの技術を集結した「AdInte」を提供し、さらにAdInteモジュールの展開とスポット情報サービスの提供をスタートする。これにより、AdInteモジュールを設置したショップ独自のクーポン/ポイント付与サービスの提供が可能となる。

また、クーポンの利用履歴、ポイントの利用履歴等を基にしたDMP(Data Management Platform)を構築し、パーソナライズド・マーケティングを可能にする。
※但し、DMPに関わるプライバシーの問題に関しては、基本的にオプトイン方式を採用し、オプトインを経ない限り、情報は収集しないように配慮する。

Wilm Mobile Korea Co.,Ltdは、既に「AdInte」と韓国No.1モバイル広告プラットフォーム「Adlib」(Mocoplex Inc.)とのRTB(Real-Time Bidding)接続を完了(関連記事)し、広告配信をスタートしている。これにより、日本国内を含めた海外クライアント、アプリデベロッパーの韓国進出を強力に後押ししていくとしている。

また「AdInteモジュール」の展開では、同国内にて2015年3月下旬より実証実験を行い、4月中旬にサービスのリリースを予定している。「AdInte」及び「AdInteモジュール」のサービス提供と共に、同国内の広告主の更なる事業の発展と市場の活性化に努め、2015年12月末までに売上高10億ウォン、導入社数150社を目指していく方針だ。

▼カテゴリーマッチ(プラス)とは、
通常のカテゴリーマッチに加え、サイトのコンテンツにマッチする機能を付加することにより、「ユーザーの広告クリック履歴」「提携/接続先SSP、アドエクスチェンジによる掲載メディアのカテゴリー情報」「ユーザーの閲覧しているサイトの内容の情報(コンテンツ)」の3つのパターンを掛けあわせた広告配信が可能となる。広告主のキャンペーンの広告効果のさらなる向上が期待できる。