【ゲーム株概況(1/30)】第1四半期決算好感し、サイバーエージェントに買い殺到 アクロディアとメディア工房も連日のS高

1月30日の東京株式市場は、日経平均が反発し、前日比68.17円高の1万7674.39円となった。前日の米市場高を受け、朝方から買い優勢となり、一時は上げ幅200円超に達したものの、14時半以降、引けにかけて上げ幅を大きく縮小した。

そうした中で、ゲーム関連株の動きを見てみると、何と言ってもサイバーエージェント<4751>のストップ高がこの日のトピックスだろう。前日29日に第1四半期決算を発表(関連記事)しており、四半期ベースで過去最高業績を更新した好調ぶりが高く評価されており、朝方からストップ高水準で張り付いたまま取引を終える形になった。

ほか、直近に材料が浮上したアクロディア<3823>とメディア工房<3815>はこの日もストップ高。エイティング<3785>やケイブ<3760>も大幅高した。ケイブは5月決算の企業ということで1月14日に第2四半期決算を発表済みであることも、これから決算発表を控える企業が多いこの場面では手掛けやすさにつながっているようだ。

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また、ガーラ<4777>は、この10日ほどで2000円近くの下落を経てきたが、この日は大幅反発した。このまま株価4ケタ台で維持できるのか、ここからが正念場と言えそうだ。

半面、ブロッコリー<2706>は、『うた☆プリアイランド』の課金要素実装が先んじて織り込まれていたこともあり、この日は大幅安に沈んだ。決算発表を通過した企業ではドリコム<3793>の下げがきつい。


■関連銘柄
株式会社サイバーエージェント
http://www.cyberagent.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社サイバーエージェント
設立
1998年3月
代表者
代表取締役 藤田 晋
決算期
9月
直近業績
売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
4751
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