エイチーム、第2四半期連結業績の利益予想を上方修正…営業益は従来予想5億円→9.5億円に 『ダービーインパクト』繁体字版、『ユニゾンリーグ』が寄与【追記・グラフ追加】

エイチーム<3662>は、2月2日、2015年7月期の第2四半期累計(8~1月)の連結業績予想の修正を発表した。売上高は従来予想70億円を据え置いたものの、営業利益は従来予想5億円→9億5000万円、経常利益は同5億円→9億5000万円、四半期純利益は同3億円→6億2000万円といずれも大幅上方修正となっている。
 

エンターテインメント事業で、減少を見込んでいた既存タイトルが継続して堅調に推移し、なおかつ効率的な運用を行ったことで、利益率が大きく改善。加えて、『ダービーインパクト』繁体字版が香港でApp Storeトップセールスランキングの上位で推移するなど、計画外の大きな収益源として寄与した。また、国内でも『ユニゾンリーグ』が計画を上回る売り上げ推移となり、上期にリリースを予定していたタイトルのリリース延期の影響をカバーした。

また、ライフスタイルサポート事業も車査定・車買取サイトの「ナビクル」が計画を上回る復調ぶりとなるなど順調に推移した。

【追記】
第2四半期期間(11~1月)の数字を計算し、QonQ(直前四半期との比較)で見ると、売上高は37億9900万円(直前四半期実績比18.7%増)、営業利益4億6000万円(同6.1%減)、経常利益4億5500万円(同8.1%減)、四半期純利益2億9200万円(同11.0%減)となる。増収減益での着地となるが、当初の第2四半期利益予想が営業利益1000万円、経常利益500万円、四半期純損益2800万円の赤字だったことを考慮すれば、その変化率は大きい。
 

なお、2015年7月期通期の予想については、下期に予定している『ユニゾンリーグ』のグローバル展開や、ライフスタイルサポート事業の繁忙期の2、3月の動向を踏まえて、現在精査中であるため、現段階では据え置き、3月13日に発表が予定されている、第2四半期決算発表時にあらためて予想を公表する予定としている。
株式会社エイチーム
https://www.a-tm.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社エイチーム
設立
2000年2月
代表者
代表取締役社長 林 高生
決算期
7月
直近業績
売上高275億5200万円、営業利益5億4300万円、経常利益7億1100万円、最終利益1億4300万円(2023年7月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3662
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