【アプリ調査】Cygames開発『LINE ペーパーダッシュワールド』はやり応え抜群のランアクションゲームの完成形…細部まで画面を見てほしい紙ゲー


LINEは、2月24日、「LINE GAME」で配信予定の新作アプリ『LINE ペーパーダッシュワールド』のメディア向け先行体験会を開催した。

本作は、3Dで紙の世界観を表現した、今までにない新しいタイプのステージクリア型ランアクションゲーム。プレイヤーは、ドラゴンにさらわれたペパーランド王国のお姫さまを救い出すのが目的。「ジャンプ」と「アタック(攻撃)」ボタンをタップするだけの簡単操作で、障害物をよけたり、敵を攻撃したりしながら走り抜ける爽快感が楽しめる。

本稿では、筆者が遊んで気付いた同作の魅力を、レビュー記事として余すところなく紹介していく。

 

■横持ちだけでも片手でプレイ可能…ランアクションゲームの完成形


体験会では、はじめに『LINE ペーパーダッシュワールド』のディレクターであるCygamesの松浦弘樹氏(写真)がゲーム概要について解説してくれた。Cygamesは、「LINE GAME」の開発が今回初となる。

前述しているように、本作は「ジャンプ」「アタック(攻撃)」の2ボタンのみとなるシンプルなランアクションゲーム。世界観はタイトル名の通り、プレイヤーやモンスター、植物、建物に至る全てのものが紙(ペーパー)となっている。特徴的なのは、「LINE GAME」のランアクションゲームでは珍しい“ステージクリア型”であること。

プレイヤーの分身となるキャラクターには、ジョブやレベル、攻撃力などRPGを彷彿させるステータスの概念が存在。ジョブは、リリース時に14種類が用意されており、キャラクターのレベルを上げることによって、上位ジョブが解放されるほか、ワールドを進むことで新しい系統のジョブを取得できる。また、剣・槍・杖・ナイフ・弓と武器ごとで「アタック」時の近距離や遠距離も変わっていくという。もちろん、武器やジョブに関しては随時追加予定。
 



▲新しい系統のジョブは、ワールドを進んでいくことで取得できる。


▲ゲーム進行はステージクリア型。


▲キャラクターは、道中で手に入るゴールドを使用することでレベルアップができる。
また、スキルは特定のアイテムを使用することでレベルアップ可能。



▲リリース時には14種類のジョブが用意されている。
 

ゲームのメインとも言うべき「クエスト」では、「ジャンプ」と「アタック(攻撃)」ボタンをタップするだけの簡単操作で、障害物をよけたり、敵を攻撃したりしながらゴールまで走り抜ける。キャラクターは最大2段ジャンプでき、加えてそれぞれジャンプ中には攻撃力が高くなる

そして、キャラクターはダメージを受けることで、鎧が脱げて攻撃することができなくなるのだが、じつは鎧が脱げている状態は身体が軽くなっているのか、最大3段ジャンプまで可能になる。用途に合わせ、あえてダメージを受けることも時には大事になるかもしれない。もちろん新しい鎧を手に入れることで元に戻る。




また、「クエスト」では敵を倒したときにコンボが発生する。うまく敵を倒していくとコンボが繋がりスコアが高くなるため、積極的に狙っていきたいところだが、攻撃をミスするとコンボは途切れてしまうので慎重かつ確実に決めていきたいところ。

各ワールドごとのギミックもなかなかユニークで、「パサラ砂漠」では流砂に足を取られ、「カーボドキア洞窟」では暗闇でステージの先が見えなくなるなど、プレイヤーを飽きさせない試練が待ち受けている。また、暗闇ステージは特定アイテムを手に入れることで明るくできるほか、後述するペットが吐く炎で辺りを照らすといった芸の細かさも発揮されている。

なお、クエスト開始前には、従来のランアクションゲームと同様に、アイテムを使用して有利に進めることができる。使用できるアイテムは、攻撃力アップ、獲得ゴールド2倍、一度だけ敵の攻撃を防げるバリア、一度だけ死んでも復活できるの4種類。それぞれクエスト開始前にゴールドまたはダイヤを使用して購入できる。
 

▲さらに嬉しい機能として、オプション画面で攻撃ボタンの配置が変えられる。
通常は左右にボタンがあるため、両手持ちをしいられるが……↓



▲ボタンを片方に固定すれば、片手プレイも楽しめる。
「横持ちを片手って…」と思うかもしれないが、意外と難なくプレイ可能。

 

そして、本作における頼もしいペットの存在も欠かせない。30種類以上も登場するペットは、炎や落雷で敵を攻撃したり、ジャンプの後に滑空するなど、多彩なアクションを備えている。ペットはダメージを受けると逃げてしまうが、追いつくことでまた搭乗することが可能だ。それぞれペットは、ノーマルガチャ/プレミアムガチャの2種類からなるガチャで入手できる。クエストで獲得できるゴールドで回すノーマルガチャではレア度N~Rのペットが手に入り、課金で入手したダイヤで回すプレミアムガチャではレア度R~SSRのペットが手に入る。ちなみに、各ガチャからスキルレベル最大のペットが出た場合は「ガチャP」がたまっていく。このガチャPが100たまるとプレミアムガチャが回せる。
 
 

▲ガチャ演出。
 
 
▲ダイヤ購入、ゴールド購入画面。
 


各ワールドに点在する城ステージでは、強力なボスが待ち受けている。ボスは単純に攻撃するのではなく、各ボスに応じた倒し方が存在する。たとえば、下記で紹介しているボスの場合は、飛んでくる斧を攻撃で跳ね返してダメージを当てていくといった具合だ。
 
 

 
このほか、LINEでおなじみのフレンド機能も充実。友達とハート(クエストで消費)の贈り合いができたり、LINEの友達を簡単に招待できたりもする。友達を招待すればするほど、高価なアイテムが貰えたり、フレンドが多ければ多いほどハートの贈り合いも可能だ。ちなみにハートは20分で1つ回復する。

 

■細部まで画面(グラフィック)を見てほしい紙ゲー…現在、事前登録受付中!



サービス公開に先駆け、現在事前登録を受け付けている。期間中、事前登録した全ユーザーに、ゲーム内で役立つアイテム購入などに使用可能なダイヤ50個がプレゼントされる

遊んでみた感想としては、個人的に樹海や砂漠、洞窟、火山などバラエティに富んだステージに加え、登場するキャラクターの全てが紙で表現されているグラフィックに注目したい。人の手で作られた温かみある画面だけではなく、「これダンボールの断面だよな…」など、細かい演出を随所に感じ取ることができる。上記の画面写真は、クエストが開始するときに紙の建物(宿屋?)が開く演出なのだが、なかなか見ていて微笑ましい。道中もボイスが飛び交うなど、かなり賑やなゲーム進行になっていたのも印象的だった。

なによりもRPGの育成を彷彿とさせる、ステージ踏破とステータスの上昇といった、自身が成長していく過程が明確かつ早く感じ取れるのが嬉しい。シンプルなランアクションゲームだが、適度に攻撃ボタンも要求されて、テクニックを追い求めることもできる。
 

▲リリース後に予定しているアップデート情報も公開。
イベントにおいては、ディレクターの松浦氏いわく「変わったものを考えている」とのことだ。
 

 
(取材・文:編集部 原孝則)


■『LINE ペーパーダッシュワールド』
 

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LINE株式会社
http://linecorp.com/

会社情報

会社名
LINE株式会社
設立
2019年12月
代表者
代表取締役社長 出澤 剛/代表取締役 慎 ジュンホ
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